概要
タイトルからも推察できる通り、仮装して祝う収穫祭である「ハロウィン」をテーマに、ブギーマンことマイケル・マイヤーズによる凶行を描いたスラッシャーホラー映画。
1978年にジョン・カーペンターによる監督・脚本で制作された。
低予算ながらシンプルな構成とスタイリッシュな演出、監督自身が作曲した秀逸なBGMが相まって80年代に流行したスラッシャー映画の先駆けとしてシリーズ化し、大ヒットとなった。
『13日の金曜日』のジェイソンのトレードマークとなっているホッケーマスクは、マイケルのハロウィンマスクからヒントを得たと言われている(諸説あり)。
第一作公開当時はハロウィンが日本で普及してなかったこともあり、本作の知名度はそこまで高くなかった。しかし、後述するゲーム『Dead by Daylight』へのゲスト参戦や2018年からの新シリーズ公開を受けて徐々に国内での知名度を高めている。
あらすじ
1963年のハロウィンの夜、アメリカ合衆国イリノイ州の田舎町・ハドンフィールドで僅か6歳の少年マイケル・マイヤーズが実姉を惨殺する事件が起こる。
彼は精神病院に拘留・入院となり、医師のルーミスによって診察される事になる。
だが15年後、21歳になったマイケルは精神病院を脱走し、再び殺人を開始した。
担当医のルーミスはマイケルを追うが…
シリーズ一覧
タイトル | 公開 | 監督 | |
---|---|---|---|
1 | ハロウィン | 1978年 | ジョン・カーペンター |
2 | ブギーマン/ハロウィン2 | 1981年 | リック・ローゼンタール |
3 | ハロウィン3 | 1983年 | トミー・リー・ウォーレス |
4 | ハロウィン4 ブギーマン復活 | 1988年 | ドワイト・H・リトル |
5 | ハロウィン5 ブギーマン逆襲 | 1989年 | ドミニク・オセニン・ジラード |
6 | ハロウィン6 最後の戦い | 1995年 | ジョー・チャペル |
7 | ハロウィンH20 | 1998年 | スティーブ・マイナー |
8 | ハロウィン レザレクション | 2002年 | リック・ローゼンタール |
9 | ハロウィン | 2007年 | ロブ・ゾンビ |
10 | ハロウィンⅡ | 2009年 | ロブ・ゾンビ |
11 | ハロウィン | 2018年(日本公開:2019年) | デイビッド・ゴードン・グリーン |
12 | ハロウィン KILLS | 2021年 | デイビッド・ゴードン・グリーン |
13 | ハロウィン THE END | 2022年(日本公開:2023年) | デイビッド・ゴードン・グリーン |
1作目が大ヒットしたため、続編として2作目が作られた。
その後は毎回独立したエピソードでシリーズを続けていく方針が立てられ、ブギーマンの登場しない『ハロウィン3』が作られたが、これが不評だったため、4作目からは再び『ハロウィン』=ブギーマンの映画という方向性で継続している。
1998年に4以降の設定をリセットした新たな続編シリーズのH20が公開。
2007年、2009年のロブ・ゾンビ監督版はストーリーを一新したリメイク作。
2018年に40周年を迎え、ジョン・カーペンター製作総指揮のもと、1作目当時のキャストを起用した1作目の直接的続編が製作された。そしてさらに2019年にその続編『HALLOWEEN KILLS』と『HALLOWEEN THE END』の製作が発表、それぞれ2020年、2021年のハロウィンシーズンに公開されることとなったが、新型コロナウイルス感染症により一年延期の公開となった。
シリーズの主要人物
- マイケル・マイヤーズ/ブギーマン:本作のメインキャラクター。冷酷無比な殺人鬼。
- サミュエル・ルーミス:マイケルを担当する精神科医。マイケルの邪悪な本性を知る数少ない人物。
- ローリー・ストロード:本作のメインヒロイン。マイケルに執拗に追われることとなる。
ゲーム
一般市民4人が1人の殺人鬼から逃げまわるホラーゲーム『Dead by Daylight』の有料DLC「Halloween Chapter」にて、殺人鬼側にマイケル・マイヤーズが、サバイバー側にはローリー・ストロードが参戦する。
また、舞台となったハドンフィールドの新マップとして登場する。
関連イラスト
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予告編集
メインテーマ集
ハロウィンの演奏メドレー
関連タグ
関連作品
BUNNI:こちらもハロウィンにまつわるホラー映画であり、白いマスクを被った殺人鬼が登場するといった共通点を持つ。
カップリングタグ