概要
また、原作コミックでは「バットプレーン」「バットジャイロ(バットコプター)」といった飛行マシンを駆ることもあった。
原作コミック
バットジャイロ
連載初期(1939年頃)に登場。いわゆるジャイロコプターで、フロント部にプロペラ、機体上部にローターが付いている。
バットプレーン
50年代に登場したジェット機。フロント部がバットマンのフェイスエンブレムとなっている。
バットプレーンⅡ
上記バットプレーンが故障し、ギャングに奪取されたため、新造したもの。
ウェイン・エアロスペースのW4レイス戦闘機をベースとしており、バットプレーンⅠに比べ空戦能力が上昇しているのみならず、変形機能も有する。ローターを展開しヘリコプターに変形、翼を収納し潜水形態(バットマリーン)に変形する事が可能。
バットプレーンⅢ
2000年代に登場した。普段はウェイン航空のビジネスジェット機であるスリップストリームに擬態されており、超高高度にてバットプレーン形態に変形する。
バットコプター
バットマン専用のヘリコプター。バットウィングとはまた異なる状況で使用する。
これもまた、様々な形態の機体が存在する。
ホイリーバット
バットマン専用の一人乗り超小型ヘリコプター。
フライング・バットケイブ
大型ヘリコプター。航空戦力というより、「空飛ぶ実験室」といった役割を有する。内部には、バットケイブにも設置している様々な実験用機器・設備を内蔵。バットケイブ外でも、各種分析・実験・調査が可能。
ただし大型であるため、速度は遅く、航続距離は短く、稼働時間も他の乗り物に比べ短時間。そのため、一時期だけ活躍したのみで、以降は出動していない。
バットマンアニメイテッドシリーズ
バットウィングが最も活躍するシリーズ。チタン合金の外装とミサイルで武装し、マッハ2で飛行する空の要塞。全自動操縦も可能。
外装の特殊コーティングでレーダーを無効カ化し、航空侵犯を無効。フリーパスで外国まで行ける。撃墜率は高いが、ウーマンバット戦では小回りのきく空中戦を展開した。
60年代ドラマシリーズ
バットコプター
バットモービルのように、各所にコウモリの翼状の意匠を施した特殊ヘリコプター。
バットケイブではなく、民間の空港の格納庫に格納されており、バットマンはケイブからバットモービルで空港に向かい、そこから発進する。同作における航空戦力。
映画バットマンシリーズ
蝙蝠型のバットウィングでミサイルとマシンガンで武装。ジョーカーの拳銃で撃墜されたり、トゥーフェイス、リドラーコンビに撃墜されたり結構不遇。
89年版バットウィング
89年「バットマン」に登場。
上部から見たら、バットマンのエンブレムのバットマークと同じ形状をしている。
小型で一人乗り。先端部にはハサミ付きマニピュレーターが内蔵され、ジョーカーのスマイレックス(毒ガス)入り巨大風船のワイヤーをつかみ取り、成層圏まで運んでいった。
マシンガンやミサイルなど、多数の火器を搭載。これでジョーカーの山車を攻撃したが、ジョーカーのロングピストルにより狙撃され、墜落してしまった。
ザ・フラッシュでもバットマン:マイケル・キートン版の再登場に合わせて登場した。
95年版バットウィング
95年「バットマン・フォーエヴァー」に登場。
89年版に比べ、翼が大型化している。バットケイブに待機時には、本物のコウモリよろしく洞窟の天井からぶら下がり、翼が畳まれていた(照明を受けて、翼を広げるという演出も為される)。
水中に着水したら、翼を分離させ。そのまま潜水艇バットマリンへと変形する。
リドラーとトゥーフェイスのアジトであるタワーへと空中から接近するが、タワーからのビームを受けて片翼を破壊、周辺の海中に着水する。しかしそのまま、翼を分離してバットマリンへと変形。同じくバットボートを破壊され、水中に投げ出されたロビンを救出する。
ちなみにフォーエヴァー劇中で、このバットウィングがバットケイブから発進する際には、ケイブ内の天然洞窟を利用した発進用通路を進み外へ飛び立つ様子が描かれた。しかしその通路は複雑怪奇に入り組んでおり、見ていると「発進するだけで大変じゃないか?」と錯覚してしまうほど。
ダークナイト・トリロジー
「バット」と言われる都市戦特化型戦闘機として登場。ウェインタワーに保管されていたところをルーシャス・フォックスによりブルースに譲渡された。
コックピット周辺をミサイルで武装し自動操縦機能を持つ。
飛行機と言うより飛行ポッド、またはヘリに近い。高速飛行はもちろん、空中停止などのアクロバティックな動きもできる。
作中後半で重要な役目を果たす