東南アジアやニューギニアを中心に各地に見られる、死や短命にまつわる起源神話である。
重要なアイテムとして、共通してバナナが登場することから、スコットランドの社会人類学者ジェームズ・フレイザー(Sir James George Frazer, 1854年 - 1941年)が命名したものである
説話
神が人間に対して石とバナナを示し、どちらかを一つを選ぶように命ずる。人間は食べられない石よりも、食べることのできるバナナを選ぶ。硬く変質しない石は不老不死の象徴であり、ここで石を選んでいれば人間は不死(または長命)になることができたが、バナナを選んでしまったために、バナナが子ができると親が枯れて(死んで)しまうように、またはバナナのように脆く腐りやすい体になって、人間は死ぬように(または短命に)なったのである
関連タグ
日本神話(岩長姫) 宮古島の伝承 旧約聖書(創世記・生命の実と知恵の実・エデンの園 レアとラケル ) ギリシア神話 ギルガメシュ叙事詩(第11書板) アルフール族の神話 トラジャ族の神話