ピクシブ百科事典は2023年6月13日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

バルト帝国

ばるとていこく

スウェーデン王国が最大版図を誇った1611年~1718年の「大国時代」を指す呼称のひとつ。

概要

1611年にスウェーデン国王に即位したグスタフ2世及びその宰相アクセル・オクセンシェルナ、更に1654年に即位したカール10世らによって、17世紀のスウェーデンはバルト海沿岸部の2/3に及ぶ地域(現在のスウェーデン領土に加えフィンランドエストニアなどを含めた領域)および現在のノルウェー中部を支配する北欧最大の国家であった。この頃のスウェーデンを指して日本では「バルト帝国」と呼ぶ事が多い。


1700年、反スウェーデンを掲げたデンマークロシアポーランドが同盟を結びスウェーデンに対して戦争を起こした(大北方戦争)。当初はスウェーデンが優勢だったものの、ポルタヴァの戦いやハンゲの海戦(ガングート海戦)などでロシアに対して大敗北を続けた結果バルト海の覇権をロシアに大きく奪われる事となった。最終的には対ノルウェー戦線の指揮を執っていた国王カール12世の死をもってスウェーデンによる「バルト帝国」は崩壊。大北方戦争終結に伴い締結されたストックホルム条約およびニスタット条約によってスウェーデンはフィンランドを除く海外領土を喪失し、北欧の大国からヨーロッパの小国へと転落する事となったのである。


関連

世界史

関連記事

親記事

スウェーデン すうぇーでん

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 19

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました