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私の名はバルドル。お前さえ良ければ こう呼んでくれてもいい。ファーザーと

悪ならば正すことが出来る。それが人間だ!

ルーメンの誇りにかけて!

注意

以下の記事には『BAYONETTA』および『BAYONETTA2』の根幹に関わるネタバレが多分に含まれています。未プレイの方は閲覧しないことを推奨します。

概要

アンブラの魔女と共に滅んだとされるルーメンの賢者唯一の生き残りにして、ベヨネッタの実の父親。

プロフィール

年齢不明(500歳以上)
生誕1379年10月25日
種族人間
出身ヴィグリッド
職業複合企業イザヴェル社のCEO

生涯と真実

現代から約500年前、天界と太陽の力を操るルーメンの一族の中でも、北欧神話の光の神の名を冠し、力のある賢者として次の長を嘱望されていたが、魔女の一人であるローサと不可侵の掟を破って恋に落ち、セレッサを授かったことで裁判となり、ローサとセレッサとの関係を断たれた上に、ルーメンの一族から追放される。

これが起因し、一触即発の関係だった魔女と賢者との間で100年以上にも渡る全面戦争が勃発、結果は魔女側が勝利、ルーメンの賢者は彼を除いて壊滅し、歴史を観測する者の証「世界の目」の片割れ『光の右目』の所有者となる。

戦争が終結した後、彼の手に負えなくなった天使達に「これから起きる魔女達の反乱を止めねばならない」と言われ、否応なしに天使達と共にヴィグリッドに向かうも、実際に起こったのは魔女の反乱の抑制ではなく天使達による魔女狩りだった。(魔女達からは彼が魔女狩りを扇動したと勘違いされてしまう)

先の戦争で疲弊した魔女達を守るため動いていた最中、賢者と魔女の谷の修練場で傷を負っていた妻ローサと20年ぶりの再会を果たし、その場にいた四元徳の一人フォルティトゥードが、魔女と賢者を滅ぼし『世界の目』を主神ジュベレウスに返そうとしていた事を暴露。

騙されたと知った直後、背後にいたフードの少年からの不意打ちを庇ったローサが目の前で死亡、そのまま500年後のフィンブルヴェトルにいる預言の者と名乗る男の元へタイムリープさせられ、その男からロキがローサの仇だという事を吹き込まれる(ここからBAYONETTA2の物語)。

フィンブルヴェトルの麓街ノアトゥーンでロキを見つけ、殺害しようとするがベヨネッタに阻止され(この時点で彼女の存在を知っていたが、自分の娘だと気付いていたかは不明)彼女と激しい戦いを繰り広げる。結果的に取り逃がしてしまうものの、悪魔インシディアスにロキ達が飲み込まれた際は体内にまで現れる執念深さを見せる。

その後も地獄まで追い続け、阻止してきたベヨネッタと本気の戦いの最中、時空を転移能力が暴走したロキに500年前の魔女狩り真っ只中のヴィグリッドに飛ばされる。そこで二度目のローサの死を体験してしまう。しかし同じくタイムリープしていたベヨネッタに、仇はロキではなく預言の者と名乗っていたロプトだったという事実を知らされる。その後ベヨネッタと共に現代に再びタイムリープする。

ベヨネッタと共にフィンブルヴェトルに向かいエーシル(ロプト)と対峙、力を合わせて倒すことに成功するが、霊体だけでも過去の時代に逃げようとしたエーシルを自身に封印し、ベヨネッタをセレッサと呼び、自分を父と呼んでくれと頼むと共に、道を踏み外した際に自身を止めてほしいと伝え、開いたポータルに吸い込まれる。

500年前の時代に戻ったものの、邪悪を象徴するエーシルの魂を取り込んでしまったため自身も悪に染まり、魔女の像に槍を突き立てる(ここからBAYONETTAの物語)。

以降は『世界の目』を我が物にし、主神ジュベレウスを顕現させ世界の再構築を目論むために暗躍する。

魔女狩りは自身が扇動したもの、ローサとの恋も『闇の左目』を手に入れるための策略だった事にし、500年の間に非人道的な手段を用いて世界を牛耳る権力を手に入れ、ヨーロッパの辺境都市ヴィグリッドの海上に浮かぶ人工島『イスラ・デル・ソル』を拠点とする巨大企業イザヴェルグループの最高幹部として君臨し、『闇の左目』を手に入れるため、己の血を受け継いだベヨネッタを長年探し続けていた。

アントニオというジャーナリストが、イザヴェルグループの黒い噂を嗅ぎ回る過程で、賢者と魔女の歴史の秘密に興味を持ち、長年の研究の末にベヨネッタが封印されている棺を見つけ出したため、天使を使って邪魔なアントニオの手足を引き裂き、ベヨネッタを連れ去ろうとするも失敗、再び捜索することになる。

しばらくして貴金属を収集する際に、彼が売りに出そうとした宝石を辿って再び現れたベヨネッタに、天使達をはじめ精神改造を施して操っていたジャンヌを差し向け、最終的にイザヴェルグループのビルに辿り着いたベヨネッタに自身との親子関係や計画を告げ、崩壊するビルから落下しながら彼女と対峙する。世界の目を開眼させる寸前まで行くが、そこに正気を取り戻したジャンヌがベヨネッタを奪い返したことで『闇の左目』を失い力が暴走、ジュベレウスの依り代として使った女神像に取り込まれたまま地球に墜落する。

そして女神像から投げ出され、500年ぶりに正気を取り戻す。その際に体から抜け出そうとするエーシルに「共に果てる事が私の使命だ」と言って魂を抑え込み、ベヨネッタに感謝を告げながら光となって消滅した。

BAYONETTA

CV:J.Grant Albrecht(英語版)/若本規夫(日本語版)

戦闘時は孔雀のような羽を展開し、空を飛びつつ光の剣による斬撃を得意とする。

またビルを投擲したり人工衛星を墜落させたりと何でもありである。

と言え、2の戦闘描写を見てみると全盛期である2のほうが圧倒的強いので、少なからず弱体化はしている(と言え舐めてかかると痛い目に合うのも事実)

BAYONETTA2

CV:Crispin Freeman(英語版)/子安武人(日本語版)

戦闘時は双剣にもなる着脱式の両刃の薙刀による斬撃と四元徳の召喚(羽根のようなものを使い、召喚している)による遠距離攻撃。

また、魔女と同じくライトスピード(賢者版ウィッチタイム)とビーストウィズインが使用できる。

バルドルの場合は「ウルフウィズイン」となり、白い狼に変身して高速移動ができる。

この時走った場所には花が咲き乱れる。なんかどこかでそんなオオカミがいたような……。

条件を満たすと、タッグクライマックスモードでのみプレイブルキャラとして使用可能。

余談

専用戦闘BGM「You May Call Me Father」のタイトルを直訳すると、『私を父と呼んでくれ』となる。

上記のバルドルの生涯を鑑みれば、『BAYONETTA2』は「バルドル側の第0話」とも言うべき側面も担っていると言えよう。

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