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バルバロス(魔奴愛)

まどめのばるばろす

バルバロス(魔奴愛)は「魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?」の登場人物。
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CV:谷山紀章(アニメ) / 古川慎(ドラマCD)

概要編集

魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?」の登場人物で、登場時の年齢は20歳。スピンオフである「悪ポン」では主人公を務める。

主人公であるザガンの作中時点における唯一の悪友で、10年来の付き合い。

外見は痩せた長身。コミック単行本2巻によると、身長は185㎝前後。魔術によるアドレナリン操作で睡眠を誤魔化している影響で目の下は常にが広がっている。ウォルフォレからは「便利屋」と呼ばれている。好きなものは


能力編集

自身も〈煉獄〉の通り名を持つ魔術師であり、魔術師の最高峰である〈魔王〉候補に数えられる実力を持っている。

〈魔王〉となる前のザガンからは「(自身へのバフがかかる)ホームグラウンドでも勝てるか怪しい」と認識されていた。

得意分野は空間転移や召喚の魔術で、その領域であれば〈魔王〉となったザガンであっても

また〈魔王〉となってからのザガンが割と本気で殴っても生き延びるタフさを誇る。

ちなみに、料理の腕は最悪の一言。紅茶ですらシャスティル曰く「魔獣の体液」と評するほどのひどい味になってしまう。それを飲む羽目になったシスター見習いのレイチェルは(先にシャスティルの激マズ紅茶を飲んでいたことも相まって)1日以上寝込むことになった。バルバロスが強烈な味オンチでもあるため、ザガンも矯正は諦めている。


主な魔術編集

  • 煉獄

上述した彼の通り名の由来となっている能力。次元の狭間にある異空間に自由に出入りが可能となる。

一度視認した相手であれば他者の影に繋がり、その影の下から現れる事が可能。行った事のない場所ですら足を踏み入れる事もできる。


  • 亜空間捕食者(ゾーンイーター)

外伝で登場。空間の狭間に存在する生物を身体の一部だけ召喚。作中では敵の足元に呼び出して抵抗させる間もなく吞み込ませている。


活躍編集

1巻編集

《顔剥ぎ》と呼ばれる魔術師を討伐した直後のザガンの前に姿を見せ、崩御した〈魔王〉マルコシアスの遺産が出品されるオークションの情報を提供。金づるとして半ば無理矢理にザガンを連れていき、ザガンがネフェリアと出会うきっかけを作ることとなった。


空席になった〈魔王〉の座を狙い、ザガンをライバルと認識しつつも、度々彼の元を尋ねては軽口を叩いていたが、その実はザガンを蹴落とそうと企んでいた。

実はかつてザガンを攫い、ザガンによって殺された魔術師《怨嗟》アンドラスの弟子いずれは自分が殺し、奪い取っていた筈のアンドラスの知識・城・財産がザガンに掠め取られたことに納得が活かず、また〈魔王〉となるために実力を示す必要があり、《顔剥ぎ》など複数の魔術師と手を組み、ザガンの名を騙って生贄とする少女の誘拐を繰り返し、彼に罪を擦り付けながら、「魔族」召喚のための準備を進めていた。

(ちなみに少女たちはシャスティルたちによって救出されており、その帰り道でシャスティルは《顔剥ぎ》に襲われザガンと出会うこととなる)


様子をうかがいに尋ねる中でザガンがネフィに好意を寄せていることを見抜き、彼への当て付けと魔族召喚の生贄としてネフィと、近くに居合わせていたシャスティル・リルクヴィストを自身の拠点へ誘拐するが、ネフィの口から〈魔王〉の座は既にザガンに継承されたことを知る。

「ザガンの殺害」に目的を切り替えてネフィを殺そうとするが、そこにザガンが駆け付ける。ネフィを傷つけられたことで怒り心頭のザガンに両腕・両足を粉砕され、即座に再生させ反撃を試みるが、初見のものを含めてあらゆる魔術の魔法陣を即座に再現、“共振”により無効化し吸収する、「魔術師殺し」というザガンの隠していた能力に手も足も出ず、喰らった魔力を込めた拳の一撃で戦闘不能になる。


「ザガン、俺たち、友達だよな?」と見苦しく命乞いするが、「魔術師に、友人なんて概念あるのか?」と真面目な顔で切り捨てられ、ザガンは容赦なく拳を振りかぶり……しかし、撃ち抜かれたのはバルバロスの真横の壁であった。

「お前を殺すと美味い酒が飲めなくなる」と言って自身を殺さなかったザガンに「情けをかけられた」と感じ、殺すまで何度でも襲うと宣言するが、

「何にも縛られずやりたいように振る舞ってこそ〈魔王〉であり、だからこそバルバロスも殺さない」というザガンの言葉を受けたことで、心の底から負けを認めた。

その後、バルバロスが作っていた魔族召喚の魔法陣が誤作動を起こし、魔族が召喚されたことで自身の拠点は崩壊。色々あってボロボロになったザガンに詫びで酒を持っていくことを約束し、拠点跡から去っていった。


2巻以降編集

2巻以降も何だかんだでザガンの悪友の関係を続けており、騒動後も何かにつけて押しかけては軽口を叩いたり、魔術書を盗もうとしては(生半可な魔術師であっても即死級の)トラップで返り討ちにあっている。共闘時には「転移能力」という唯一無二の性能から随所で活躍。

ラーファエル・ヒュランデルがキュアノエイデスを訪れた際にザガンからシャスティルの護衛を依頼され、毒を飲まされたシャスティルの危機を救っている。ザガンが期限を指定し忘れていたが律儀に護り続けている。ちなみに登場は(能力の仕様上)シャスティルの影、またはスカートの下から。

好みの女性のタイプはコミック8巻(及び原作者の質問箱)によると「巨乳で甘えさせてくれる年上の女」で、シャスティルとは真逆だそうだが、本人も自覚がないうちに徐々に好意を抱き、原作3巻~4巻の間にあたる「悪ポン」の段階では自分の行動が最終的にシャスティルの危害とならないかほぼ無意識で考えるなど、自覚がないだけでかなり拗らせている状態にある。


余談編集

名前の由来は、「ゴエティア」におけるソロモン72柱の8番目の悪魔であるバルバトス

某脳筋アタッカーズとは元ネタが同じ。


関連タグ編集

魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?

ステイル=マグヌスは魔術師かつ中の人が同じ

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