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概要編集

ヤマハ発動機が発売していた原付スクーター


初代編集

1977年発売。

1968年に生産終了した富士重工業ラビット以来となる国産スクーターであった。

スカートを履いた女性でも気軽に乗れるよう、ステップを完全にフラットにしたステップスルー構造としている。


ステップスルー、レッグシールド、ユニットスイング(エンジンと駆動系が一体になったスイングアーム)といった構造は、その後メーカー問わずスクーターの標準となった。

現代のスクーターの基礎を築いた車種と言える。


テレビCMには八千草薫を起用。

その斬新なパッケージングと、69,800円という低価格から大ヒット。

ライバルであったホンダロードパルを凌ぐ売り上げを記録した。


ここからホンダとの競争意識が過熱し、HY戦争へと突入していく事になる。


二代目編集

ヤマハ パッソル

2002年発売。

ヤマハ初の電動スクーターとして復活した。

初代とは名前以外の共通点は無い。


当時は技術がまだまだ未熟であり、最高速度30km/hでありながら32kmしか走れない事と車体価格の高さがネックとなりヒットとはならなかった。

更に、使用するバッテリーリコール問題が発生したことで、2007年に生産終了。


余談編集

尾崎豊が歌った『15の夜』の有名な歌詞「盗んだバイクで走り出す」の盗んだバイクとはこのパッソルの事である。

尾崎のイメージから、400ccくらいの立派なバイクを想像していた人が多かっただけに、今でも意外性の高い逸話として語られている。


関連項目編集

ヤマハ発動機 YAMAHA 原付 スクーター バイク 尾崎豊

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