概要
『宇宙戦艦ヤマト2205』に登場するデザリアム軍の艦艇。
原作となる『宇宙戦艦ヤマト新たなる旅立ち』『ヤマトよ永遠に』に登場した護衛艦(暗黒星団帝国版)をリメイクしたメカ。リデザイン担当は明貴美加。
デザリアム艦隊の中核を成しており、多数の同型艦が登場する。
特徴・性能
諸元表
- 全長:210m
- 武装:
- 三連装重核子アルファ砲塔×2
- 三連装ミサイルポッド×2
- ミサイルポッド×2
- 魚雷発射管
- 防御兵装
円盤型の艦体に濃いオレンジと濃紺のカラーリングが特徴。
原作では全長100m弱の小型艦だったが、本作では210mにスケールアップ。比較対象が400mクラスであるプレアデス級のためか劇場パンフレットなどで小型艦艇と称されているが、その全長は金剛型宇宙戦艦よりも大きい。さらに円盤型ということから全幅も全長と同じくらいあるため、体積的にはむしろヤマトやガイデロール級戦艦にも匹敵する(全高はヤマトよりも大きい)。
主兵装は司令塔前後に配置された三連装重核子アルファ砲塔。これはプレアデス級攻勢型戦艦・プレアデス改級攻勢型戦艦が副砲として装備しているもので、それら戦艦に比べると火力では劣るものの、敵艦を一撃で破壊するには十分な威力を持つ。
防御面ではデザリアム兵器の多分に漏れず、敵の攻撃を相殺する「位相変換装甲」を有している。航空機のミサイル程度であれば無傷とまでは行かずともそこそこ耐えることが可能。ただし、やはり戦艦クラスに比べると機関出力に劣るのか、艦砲ビームには容易く貫通される。
余談
インタビューでの明貴氏曰くカラーリングは「スズメバチのような攻撃性をイメージした」とのこと。
また、別のインタビューによると、最初のラフ稿では原作の護衛艦を踏襲したカラーリングをしており、オレンジの部分は黄色(ややオレンジがかった黄色)で、塗り分け方も原作と同じだった。そこから「もう少しプレアデスに寄せた感じにしてほしい」という要望を受けてアレンジしていき、現在のカラーリングになった。