概要
ヒメバチ科の蜂の総称で、コマユバチ科に近縁。毒針は持たない。
他の蜂より触角の節数が多いという特徴があり、長い産卵管をもつ種が多い。
全ての種が寄生蜂であり、幼虫は昆虫や蜘蛛などの節足動物に寄生する。
ヒメバチ科は昆虫の中でも特に巨大なグループで、世界中から約25000種、日本から約1600種が知られており、多数の未記載種が存在する。
形態、生態は極めて多様であり、寄生した蜘蛛を操って自分専用のベッドを作らせるクモヒメバチや、潜水して水中のトビケラに寄生するミズバチなどの極めて特殊な生態をもつ種も知られている。