概要
オオワニザメとともにオオワニザメ属(Odontaspis)を構成する。
学名はOdontaspis noronhai。
最大記録はオスの全長3.67m。
メスの最大記録は全長4.27m。
オスは3.3~3.4m、メスは約3.3mで性成熟すると考えられている。
生息域
ブラジルやハワイ、マダガスカル等での捕獲記録があり、太平洋、大西洋、インド洋の熱帯〜温帯の広い範囲に分布していると考えられている。
外洋の中層域、島嶼や大陸棚の海底付近で生活しているものと推測されている。
生態
これまでに太平洋域からは3度の正式記録しかなく、他の海域からも数えるほどの発見例しかない。また、ホロタイプも損傷を受けているなど、詳しく記録の取られた現存する標本も極めて少ない。
発見自体が稀なため、生活環などの詳しい生態はほとんど分かっていない。
水深35m〜1000mで捕獲されているため、日周鉛直運動を行うと考えられている。
暗い体色は深い海域に適応しているためといわれている。
そのほか
近縁種であるオオワニザメとは歯の形が異なるほか、オオワニザメよりも両背鰭と臀鰭が体に対してより小さく、胸鰭と腹鰭はわずかに大きい。尾鰭は長く、欠刻は尾鰭の高い位置にある。
鰓列はオオワニザメと比べ低くより狭い間隔で5対並ぶ。
体色はビッグアイサンドタイガーの方が暗く、チョコレート色〜黒となっている。