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「……ふん、いまさらノトス・グレイラット家に戻れるとでも思っているのか?」


CV:てらそままさき


概要編集

アスラ王国上級貴族ノトス・グレイラット家の当主でミルボッツ領の領主。ルークの父親でパウロの7歳下の弟。

第二王女派筆頭貴族だが、アリエルに忠誠心がある訳でなく、利己的な理由で従っているだけである。アリエルが第一王子派の暗殺者から逃れるため国外に脱出すると、第一王子派に寝返って暗殺者として自身の兵士を送った。


容姿編集

パウロとよく似た顔だが、小狡そうな空腹の鼠のようにおどおどとした印象を与える男性。

漫画版やアニメではパウロの弟で20代前半に見えないほど老けた容姿になっている(メイン画像)。


人物像編集

自分より権威が上の者の顔色をうかがい、こびへつらう卑屈な小心者。リスクを恐れ、安全な方向へ、逃げるタイプで、強いものに従い、下の者は見下し蔑む。

領主の仕事も鈍腕かつ卑怯なやり方で、森から魔物の溢れた村に騎士団を派遣せず村に甚大な被害が出たことで元領民のサラに恨まれている。

人間性も領主としての能力も低いので人望は皆無。「クソタワケ」「姑息なネズミ」「クズ」と評判が悪いだけでなく、家臣にさえも「パウロ様が当主だったら良かった」と陰口を叩かれている上に、第二王女派からも「判断力が鈍い」「裏切る可能性がある」と能力も人格も信頼されていない。

ただし、父親のアマラントとは違って父親としてはそれなりで、息子のルークからは立場を考えれば仕方ないところもあると同情的に見られていた。


関連人物編集

次男。ピレモンはルークのことは可愛がっていた。ルークもピレモンに対する評価は乏しくないが「父なりに必死にやっている」「利己的なのも当主として家を守る責任があるからだ」と父親の立場を理解して同情的に見ていた。

兄。幼少期に悪童で評判が悪かったパウロを見下していた。パウロの方もピレモンを嫌っていたが、家出して冒険者になってからは顔も思い出せないと、ピレモンに対する感情は希薄。


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