概要
双葉社の漫画雑誌「月刊アクション」にて連載中の漫画作品。作者は檜山大輔。2017年10月号より連載中で、単行本は現時点で第13巻まで発売。
「ギルド戦士×異種族娘=地上最強の賢者タイム!!」をコンセプトとしたブラックコメディ作品で、「地上最強の男」の肩書をもつ主人公のハーレムと苦悩の連続を描いている。
- 2020年にはアニメ化が決まり、2020年夏季に第1期「ピーター・グリルと賢者の時間」、2022年秋季に第2期「ピーターグリルと賢者の時間 Super Extra」がそれぞれ放送。
- ゲームポータルサイト・G123.jpからは、ゲーム「ピーター・グリルと賢者の時間 貞操の守り人」が2022年10月11日にリリース。
あらすじ
古代メシテロ語で「聡明な紳士」を意味する名を持つ城塞都市「パンナコッタ」。ここには街の便利屋として名高いギルド「ヤケッパチ戦士ギルド」の本部が置かれていた。
武闘祭を勝ち抜き、「地上最強の男」の称号を手に入れた「ヤケッパチ戦士ギルド」所属の戦士の1人「ピーター・グリル」は、同じギルドの彼女と結婚する決意をしていたが、「最強」の遺伝子を求めていた異種族の娘たちの猛アプローチにより、ピーターは彼女たちと肉体関係を持ってしまう。果たして彼の運命やいかに・・・?
作風
あらすじや概要の項目からも分かる通り、下ネタ満載のギャグである事は確かだが、ギャグ漫画として最大の特徴は、とにかくパロディ・オマージュネタが多いと言うことが挙げられる。
特に作者が好きなのか、ジョジョネタのパロディは多く、まんまスタンドバトルみたいな回まである。
ジョジョ以外にも、様々な漫画や映画、ゲームなどから元ネタを取っており、内容のバカらしさもさることながら、随所にちりばめられたオタクネタも一つの見どころとなっている。
主要登場キャラクター一覧
ヤケッパチ戦士ギルドの皆さん
※種族「ヒューマン」の方々。
人物 | CV | 特徴 |
---|---|---|
ピーター・グリル | 下野紘 | 「地上最強の男」。武闘祭でのヒューマンの優勝者は150年ぶり。「関係」を持ってしまったが故に運命に翻弄される。 |
ティム・ロビンソン | 浅水健太朗 | ピーターのルームメイト。眉毛はとあるキャラクターを彷彿とさせる。漫画作中においても、「解説役」として活躍。 |
ルヴェリア・サンクトゥス | 二ノ宮ゆい | ピーターのあこがれの先輩で、彼とは交際真っ只中。文武両道の高潔な女性騎士だが、過保護な父親の教育が原因で、「子作り」など性的な知識を持っていない。 |
アルバトロス・サンクトゥス | 菅生隆之 | 「ヤケッパチ戦士ギルド」のギルド長。娘・ルヴェリアを極端なほど溺愛している重度の親バカであり、娘の婚約者となったピーターに激しい敵愾心を持つ。 |
ジョン・グッドマン | 成澤卓 | アルバトロスの側近で「ヤケッパチ戦士ギルド」のギルド長補佐役。ギルド唯一の良心に値する常識人。 |
ミッチー・ペリグリム | 太田彩華 | 「ヤケッパチ戦士ギルド」の受付嬢。熱狂的な筋肉至上主義者であったためアントニオに一目ぼれ。 |
ルーシー・グリル | 木下鈴奈 | ピーターの妹。一度暴れたら制御できないほどの暴力の化身。甲冑姿はまるでとあるキャラクターのよう。浮気しているのがバレた父親を見つけ出してはシバき倒した。声を充てた木下氏は次回予告も担当。 |
亜人種の皆さん
人物 | 種族 | CV | 特徴 |
---|---|---|---|
リサ・アルパカス | オーガ | 山村響 | 武者修行の身。オーガの国「オグルスタン」第1王女としての身分は隠している。「強者の血はオーガに取り込まれるべき」として、ピーターの遺伝子をせがんでくる。 |
ミミ・アルパカス | オーガ | 竹達彩奈 | リサの妹で脳筋バカ。ピーターのことは「先輩」と呼んでいる。 |
アントニオ・スパルタコス | オーガ | 三宅健太 | 「オグルスタン」戦士団の筆頭でリサの幼馴染。筋骨隆々な身体付きをしている。リサの武者修行をやめさせ帰還するよう、3年かけて彼女を探していた。やっとのことで見つけたのはいいが彼女は拒否。ピーターに決闘を申し込むものの、その実力はピーター、リサ・ミミ姉妹以下であった。 |
ビーガン・エルドリエル | ハイエルフ | 上原あかり | エルフの里「ミネストローネ」から彼の遺伝子をもらうべく「エルフ族の親善大使」を自称。菜食主義で平たい胸族。 |
フルタリア・エルドリエル | ハイエルフ | 優木かな | ビーガンの妹で、姉とは違いグラマラス。「エルドリエル本家」にいた彼女は、姉の不始末・失態による家の名誉回復のため、突然姉の前に現れ・・・ |
ピグリット・パンチェッタ | オーク | 千本木彩花 | ヒューマンにとっては「美女」なのだが、オークにとっては「醜女」に分類。醜女として仕打ちを受けてきたため、ピーターの行動によって自信をつけた後、自分以外のオークを滅ぼそうとする野心を持つようになる。 |
ベイブ・ローストポーク | オーク | 茶風林 | 「オークランド」の貴族。娘を渡したくないアルバトロスの策略もあり、ピーターの花嫁候補としてピグリットを推薦した。オークは美的価値観がヒューマンと正反対。 |
ゴブコ・ンギエール | ゴブリン | 佐々木未来 | ゴブリンの「地獄の三連星」の筆頭。実はピーター・ルーシー兄妹が幼少期の頃、ルーシーが拾ってきた個体で、名前も彼女につけてもらったもの。兄妹と離ればなれになりゴブリンのコロニーでの生活を始めるまでは、まるで「家族」であるかのように兄妹と仲良く暮らしていた。 |
ンガポポ・ウポポタマス | ゴブリン | 青柳みさと | ゴブリンの「地獄の三連星」の1人。「時雨茶臼の申し子」の異名を持つ。 |
ズババロ・ダダドムゥ | ゴブリン | 山口由規乃 | ゴブリンの「地獄の三連星」の1人で猫好き。 |
ウンダバ・ズドゲラデイン | ゴブリン | 青木和代 | ゴブリンのコロニーのボスで熟女。種族としてのゴブリンは、数十年に1回の周期で雌が発情状態になり、「ゴブリン禍」として「パンナコッタ」中の男性の貞操を奪ってきた。 |
ミスリム・ネザーラント | ドワーフ | 井澤詩織 | ドワーフの里「ゴルゴンゾーラ」の天才技術者。ピーターは、「ゴルゴンゾーラ」と「ヤケッパチ戦士ギルド」との協定に基づく盟約の儀式に必要なオリハルコン製の宝剣「しらたき丸」をうっかり破損させてしまい、彼女に剣の修復を依頼した。 |