概要
この作品は、元々のゲーム『ファイナルファンタジー』をベースにしているが、SF的な要素が強く取り入れられている。
例えば、飛空艇が武装化されていたり、天野喜孝の幻想的デザインとは赴きが違う兵器然とした敵ロボットや近代兵器、味方になるマスコット系ロボ(ドブロク)が登場するなど、大きなアレンジが施された(ただし武装飛空艇は後のFF作品に登場している)。
また、キャラクターや設定も独自のアレンジが加えられており、主人公達は別世界の住人であり、ルフェイン人によってこの世界に召喚されるという設定になっており、原作ではNPCのバハムートや少女のような姿の魔女マトーヤも仲間になる。
このように、ゲームとは異なる視点で楽しむ事が出来る作品である。
(宝島社によるゲームコミカライズはどの作品も作者による独自アレンジが大きかったが)
キャラクター
余談
宝島社が発行していたゲーム誌『ファミコン必勝本』付録の冊子にも、海明寺氏による『ファイナルファンタジーⅡ』の中ボス・ゴートス戦頃を描いた短編が掲載された。こちらもガイかわりに仲間にマトーヤがいるなどパラレルな内容で未単行本化作品である。