世界には、人には聴こえない音――フェアリーコードが流れている。
概要
コロプラから配信されているソーシャルゲーム「クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ」で開催されたイベント。
これまでのファンタジーな世界観とは違い、現代日本が舞台になっている。
『音』をテーマにしているだけあって本作ではBGMに力を入れており、各キャラクターごとにそれぞれ専用のBGMが用意されているのが特徴。
あらすじ
(一部公式ポータルサイトより抜粋)
FairyChord Prelude
「舞台は東京―」
人の心の音色『フェアリーコード』が聞こえるという、
不思議な体質の女子高生リレイは「音の外れた空間」に迷い込み、怪物に襲われてしまう。
しかしそこで、夜空色の大剣を携えた妖精の少女ルミスフィレスと出会い、窮地を脱する。
その後、とある怪物を追っていた２人の前に現れたのは、吸血鬼の末裔ソウヤであった。
FairyChord
見知らぬ異界の東京と呼ばれる街に飛ばされた「君」は、二人の少女リレイとルミスフィレスと出会う。
彼女らの話によれば、今この街では暴走妖精が次々と現れ、 フェアリーコードが不安定になっているという。
東京では「紅い雪」が降り、フェアリーコードの乱れは 目に見える形で現れていた。
しかし、それは崩壊のはじまりに過ぎなかった。
FairyChord2 Chord Sharing
「龍の記憶がよみがえる。」
ある日、タツマは謎めいた少年と遭遇する。
暴走妖精を一撃で倒したその少年は、ぼんやりとしていて、自分の意志を持っていないかのようだった。
一方、悪魔ラファールが東京に現れ、暗躍を始める。
新たな戦いが巻き起こるなか、タツマは龍としての記憶を取り戻していく――
FairyChord3 KnightSider
「無限の静寂が訪れる。」
気持ちが音に、音が力になる異界。
またしてもその地に足を踏み入れた「君」は、不思議な女性と出会う。
雪の精、スネェグーラチカ。
あらゆる音を打ち消す力を持つ彼女は、前の戦いでわずかに感情を取り戻したユリカを狙っていた。
FairyChord4 FinishChord
「敵は、神。」
東京は燃える――リレイはそんな夢を見る。
夢の中、ロキと名乗る青年が笑う。
「幻聴さ。でも、いずれこうなるかもね」
不思議に思いながら登校したリレイは、かつてない異変に出くわすことになる。
妖精の姿が、東京中の人間に見えるようになる――という異変に。
FairyChord ReReChord
FairyChord ReReChord2
舞台設定
物語の舞台は日本の東京。
並び立つビルや東京タワーなど、至って普通の現代日本なのだが他の異界と違うのは「フェアリーコード」が流れ、秩序を保っていること。
フェアリーコードとはあらゆる生命が奏でる感情や気持ちの「音」であり、その音から生まれた妖精や龍などがこの世界で生きている。
しかし、感情の塊である妖精は自らの音を抑えきれずに暴走することがあり、人や世界に害をなす危険もある。
作中用語
フェアリーコード
人や動物などの心あるものが織り成す音色で、普通の人間には聞こえない。言わば感情や心に近く、その想いが強ければ強いほど内に宿した「音」も大きくなる。
「音」を操る者は、翅音（はね）を出現させたり、楽器を媒介に武器を生成するなどの異能が扱える。
妖精たちは「音」を弄ることで音の外れた空間（所謂異空間）を作って神隠しなどの悪戯を起こしたりしている。
また、「音」を食われてしまった人間は心が動かくなってしまい、感情などが喪失してしまう。
劇中ではフェアリーコードを世界を律する音。人間や生物が持つ心や感情を「音」として描写している。
翅音
読み方は「はね」。フェアリーコードを操れる者が広げる心の音色。基本的には妖精のようなシャープなデザインが特徴で青や赤などの様々な色がある。使い慣れた楽器に纏わせることで武器にすることが出来る。
種族やその人の特性もある程度反映されるのか、普通の翅のような形状から吸血鬼の牙、果ては球体など多種多様な形が確認されている。
妖精
フェアリーコードから生まれた存在。こちらの世界では日本の妖怪なども妖精のジャンルにカテゴライズされる。
悪戯好きな一面はあるものの、基本的に無害で人間にも友好的。しかし感情の塊であるため自身の心≒音を抑制することが難しく、ふとした拍子に膨れ上がった感情の音色のままに暴走してしまうことがある。
暴走妖精は基本的に話が通じないので倒すしかないが、完全に消滅することはない。
吸血鬼
原典では血を啜る異形として語られているが、本作では他人の音を喰らい糧とする種族となっている。
音を食べなければ生きていけない、というわけではないため人の世に紛れて普通に生活を送れている。また、太陽の光やニンニクなども至って平気。
悪魔
心の音が完全に外れてしまった存在。本来、暴走してしまった妖精などは倒せば沈静化するが、悪魔になってしまった者は元に戻すことが出来ないため消滅させるしか止める方法がない。
自由奔放に、自らの気持ちに忠実。
龍
風や雷などの自然の音から生まれた種族。
情念装甲
読み方は「スピリットクラッド」。翅音を自身の肉体に纏わせることで装甲へと変形させる。
暴走妖精たちが主に使用するが、翅音が出せるなら誰にでも使える。
エコー体
フェアリーコードの残響であり、極まれに生物が持つ強い感情……心の音が現実世界に留まってしまう現象。かつて存在した者の証。
基本的に意志は存在せず、ただ言葉を鸚鵡返したり強い感情を叫ぶだけであり、宛ら幽霊のような状態。しかし強いエコー体の場合はその人物が所持していた能力や性質をそのまま受け継いでいる。
主な登場キャラクター
魔法使いと黒猫のウィズ
CV：田村ゆかり
FairyChord
ルミスフィレス
CV：佐倉綾音
妖精の少女。
暴走した妖精たちを止めるために戦う。武器はフィドル(ヴァイオリン)を模した大剣。
好きな食べ物はきのこ。
鶴音リレイ
CV：野口瑠璃子
幼い頃からフェアリーコードが聞こえる女子高生。
暴走妖精の事件に巻き込まれたところをルミスに助けられ、以後彼女と共に暴走妖精と戦うことに。
武器はギターを模した青い銃。
独特な感性の持ち主。
紅鬼ソウヤ
CV：浪川大輔
ある高校で音楽教師を勤めている吸血鬼の末裔である男性。愛娘、ユリカの音を奪った犯人を探している。
武器は、牙にもなる紅い翅音と携帯用電子ピアノで生成した大鎌。
温厚な性格だが、初期は妖精に対して警戒心を抱いていた。
早苗タツマ
CV：天﨑滉平
ソウヤの勤める高校に通う男子生徒。その正体は何者かに敗れ、力を失った龍。
普段はぶっきらぼうながらも年相応だが、感情が昂ったりすると古風ながらも威厳に満ちた口調になる。
武器は笛を模した杖と、球体状にした翅音。
織機ミホロ
CV：小岩井ことり
変わった楽器を製造・販売する会社で働くOL。
心を持つ機械、ハビィの音を共鳴することでパワードスーツのような橙色の情念装甲を纏う。
ディギィ
CV：大空直美
暴走妖精の音を狙う悪魔の少女。
行動、思考回路は気紛れかつ滅茶苦茶でフリーダムの一言。
ギター型の斧とノリに任せた勢いを武器に相手を圧倒する。
ユルル
CV：菱川花菜
公式動画
FairyChord Prelude PV
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FairyChord4 FinishChord PV
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関連タグ
聖サタニック女学院 (リレイとディギィが登場)
