概要
ニンテンドースイッチ対応ソフトで、2007年に発売されたARIKA開発のWii用のゲームソフト「フォーエバーブルー」シリーズの最新作であり、2009年に発売された「海の呼び声」以来15年振りとなる続編でもある。
舞台は前作や前々作と異なり、限られたダイバーにしか知られていない「ベールド海」。潜る度に異なる姿を見せる秘密の海域である。
今作では、最大約30人オンラインプレイに対応。それぞれが集めた情報を共有したり、ダイバー同士でコミュニケーションを取ったりしながら、思い思いに海中探索を進めいていくことが出来る。
出会える魚等の水生生物は、シリーズ最多となる500種類以上。ゲーム映像では、今作が初登場となるイシガキダイやイセエビやキハダマグロ、そしてウシマンボウが確認された。中にはアノマロカリスやモササウルス等と言った絶滅したはずの古生物や、幻の生き物も…。
ストーリーを開放する条件は2つで、1つは他のストーリーのクリア、もう1つはアンベール回数となっている。
アンベール回数はストーリー単体では達成できないため、他のモードのプレイが必須となる。ストーリーモード以外にはクリア条件がなく、フリーに探索して帰投時に探索内容に応じた協力ポイント・調査ポイント・研究ポイント・探索ポイントを審査して、RANKアップと報酬の支払いが行われる。
また本作にはツクモ盤という実績的な要素(これとは別に実績も存在する)があり、通常であればクリア後のやり込みに相当する内容なのだが、本作のストーリーではこのツクモ盤を埋めるのがクリアに必須となっておりストーリーモード自体がクリア後のやり込みに近い立ち位置にある。
協力ポイント
本来はオンラインでのプレイで稼ぐ事を前提としたポイントだが、普通にプレイしてても勝手に溜まっていく。特に光を集めてエモートタグ抽選を発生させると多く手に入る。
調査ポイント
基本的には未識別状態の生物(青もしくは黃)に注目する事で識別済みの状態にするアンベールを行う事で光のエネルギーのようなものを回収してゲームを進めていく。
アンベールを行った際に図鑑未登録の生物がいた場合、リストに?の状態で表示されるのでこれにカーソルを合わせると図鑑登録される。
登録済みの種でも、そのマップで初遭遇した個体は未識別状態となっており、アンベールする事で光を回収できる。
生物を探す際は主にサンゴや岩場を調べるほか、深度毎にかたまって棲息している点にも注意するとよい。特に海溝や岩礁の壁面のサンゴや、海面近くを海遊する群れなどは見落としがち。
アンベール率の最大値は100%を超える事もあり、100%到達で大量のポイントが入る。
また、写真撮影や連れ泳ぎしたかどうかも記録されるので新種を見つけたらその都度、連れ泳ぎと撮影も行った方が効率がよい。
探索を行っているとアンノウンパルスという信号を発する個体が出現する。これらのアンノウンパルス生物は未識別状態と同様にリストで直接カーソルを合わせる事で発見した扱いとなり、マップ内の全てのアンノウンパルスを発見するとUMLがマップ内に出現する。アンノウンパルスを探すコツとしては、アンノウンパルス生物に近づくほど画面中央の赤い丸が激しく点滅するので、それを目安に探すとよい。
アンノウンパルス生物やUMLをアンベールすると協力ポイントが貰え、更に周辺に探索ポイントを稼げる光のかけらが出現する様になる。光のかけらは生物の周辺に発生するため、深海などでは未識別の生物を探す手がかりにもなる。
研究ポイント
海底を泳いでいるとミニマップ横の黄色いランプが点灯する事がある。そのまま直進すると気泡の出ている発光箇所が見つかるので、Aボタンを長押しするとお宝を獲得できる。お宝にはそのまま埋まってるものの他に発光する箱に入ってる場合もある。
また発光する石版を調べるとストーリーを補足するテキストと実績が開放され、巨大な円盤は指示された生物を連れ泳ぎで連れてくると実績が開放される。
お宝には他の特定のお宝のありかを示す物もあり、示された特定のお宝を獲得すると実績が開放される。
お宝図鑑に関してはお宝自体の出現数が生物より少ない事から生物と比べると埋まりにくい。
探索ポイント
とにかくマップを踏破する。基本的に陸地は踏破できないが、洞窟の横穴などで陸地の下に入る事が可能な場所もある。踏破不可能な陸地を除いたマップの80%を踏破すると100%踏破した扱いとなり、探索ポイントにボーナスが付く。
既に踏破した場所も、近くの海溝の横穴からのみ入れる未探索の空間が存在している場合がある。
なお、マップ踏破自体によって獲得できる調査ポイントは非常に微々たるものであり、踏破の主な目的はUML周回の際にアンノウンパルスを発見し易くするためのマップ開放にある。またオーシャンIDの確認にもマップ開放が不可欠となっている。
探索ポイントに関してはマップ踏破よりもUML発見後に一定時間ランダムで発生する光のかけらの回収が10〜20倍ほど多く手に入るため調査ポイント稼ぎのメインとなる。光のかけらは生物から発生しており、特に回遊する大型生物からは多くの光のかけらが発生しやすい。また未識別の生物の方が発生確率が高い傾向にある。特にエイの群れが回遊する場所では確定で大量の光のかけらが回収できるため、実績と称号開放のために調査ポイントを稼ぐなら、必ずエイの群れがいるエリアのあるマップを周回したい。
基本的にストーリーは学習漫画のような内容であり、ストーリークリアや実績開放を主目的にプレイすると、ひたすら作業的にアンベールやマップ踏破を繰り返す事になってしまい、あまり楽しくはならない。
本作を楽しみたいならアンベール率などは気にせず、気ままに海中を散策するロールプレイを楽しんだ方がよいだろう。
本作の舞台となるベールド海は生物の棲息域がメチャクチャなオールブルーのような海域であるため、現実の生態系とは異なる点は留意しておきたい。
また、Variant(変異種)やUMLは架空の生物なので解説は間に受けない方がいい。あくまでもファンタジーとして楽しむべきだろう。
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フォーエバーブルー、フォーエバーブルー海の呼び声…歴代のシリーズ。