概要
初出はクラーク・アシュトン・スミスの小説『土星への扉/魔導士エイボン』。古い資料ではジウルコインザーとも表記されている。
ツァトゥグァの叔父にあたる神性で、ツァトゥグァを逆さにして、作り直したような姿をしていると言われている。
「サイクラノーシュの神」であり、地球ではあまり知られていない存在である。ハイパーボリア人は存在を知っていたが、崇拝はしていないとされる。
作品に依ってはクロスミイビクスと言う妻と、イスバッダデンとスカタクと言う子供達が居る。一方で「現在は独り身」だと記されている作品もある。
性格は温厚で菜食主義者。甥のツァトゥグァと違い生命を糧にする事を嫌っており、液体金属からエネルギーを得ている。
また、ものぐさかつ人間嫌いであり、信者が集まる事を嫌ってヤークシュからサイクラノーシュへと移住したものの、そこでもやはり信者が集まってきてしまった為に、普段は見つからないようにどこかへ隠棲している。
しかし、仮に見つかったとしても運が良ければ「イクイ・ドロシュ・オドフクロンク(あっち行けを意味する)」と唱えるだけで、相手がどこかへ去るまで動かずにじっとしていると言う。