概要
1946年(昭和21年)、創業者の磯部徳三によりゴム布製品製造卸会社の磯部商店として創業。
当初は幼児向けの布製おむつを主力に、草履袋やリュックサックなどを製造していた。当時のおむつは蒸れやすく夏に売れない問題があったほか、1970年代より製紙メーカーによる紙おむつが主流になり始めたことをきっかけに業態転換を行う。「おむつと形が似ている」「試しに頭に被ってみると丁度良いフィット感であった」 という理由で、おむつの縫製技術や耐水技術を転用できる水泳帽の開発に着手。それまで日本国内では「水泳帽を被る」という習慣が一般的ではなかったが、ちょうど小学校・中学校の体育の授業に水泳が導入される時期であった為、学校に対して売り込みを実施。水泳帽を色別に分けたり、各色のマジックテープを貼ることによって各人を泳力別に分けることができる点が教師からの支持を集めた。日本国内の水泳帽のシェアでは約5割を持つトップメーカーであり、学校用水着(スクール水着)でも最大手となっている。また、アイドルの写真集などでも当スクール水着が採用されたことがある。
以降はタオルやバッグなどの水泳関連製品の他、高齢者や水泳を不得手とする人、介護を必要とする人向けの水泳用具事業へもシフトしており、一時期家庭向けの小型流水プールも販売していたこともある。ビート板もフットマークが開発した物であると報じられている。2012年(平成24年)からは今まで手薄であった競泳用水着の販売も強化しており、イタリアの水着メーカーJakedの製品のライセンス生産を行なっているほか、金藤理絵らがJakedエリートチームに所属している。
またコロナ禍においては水着に使われるポリウレタン、綿などの素材を活用したマスク開発にも着手。以降衛生用品の商品企画にも取り組んでいる。
2022年以降には男女兼用のセパレーツ型水着を発表している。昨年の冬季に発表された改良モデル(ボトムが海パンタイプのもの)2023年に発売開始。
「フットマーク」の社名は、社長(当時)である磯部成文の「足型が好き」(マークはそれをコーポレートシンボルにしたから)という理由によって1982年(昭和57年)に旧社名から変更されたものである。
フットマーク直営のECサイト「フットマークオンラインショップ」も運営しており、ここから購入が可能な他、Amazon.com(輸送オプションによるコンビニでの受け取り可能)や楽天からでも購入が可能となっている。
主な商品
- 競泳水着
- 水泳帽
- ゴーグル
- タオル
- ビート板
- 紫外線対策商品