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概要編集

「フラダリの奥の手」とはポケモンカードで登場してから約10か月ですべてのレギュレーションの禁止カードとなったぶっ壊れカードである。



効力編集

《おたがいのプレイヤーは、それぞれ、自分のトラッシュにあるすべてのカード(「フラダリの奥の手」をのぞく)を山札にもどす。そして山札を切る。》


禁止になった理由編集

1、1ターン目に時間を使い切る作戦のまん延

自分の山札を引き切り、永遠に山札をドローし続け、制限時間を使い切る作戦がまん延してしまった。


2、山札切れ(ライブラリアウト)戦法をなくした

「フラダリの奥の手」登場までは活躍していた、「アイアント」、「ボスゴドラ」といった《相手の山札を削る能力》を持ったカードが活躍できなくなった。


3、デッキ構成の制限を排除

単独で強力な制限カードをほぼ無制限で使用することが可能になり、ゲーム性が損なわれていた。


4、初心者のミスが続発

「フラダリの奥の手」をのぞかずに山札に戻してしまったり、宣言が中途半端なのにトラッシュと山札を混ぜてしまうなど、復旧不可能なミスが多発し、新規プレイヤーの参入が難しくなった。


余談編集

遊戯王OCG等の他のカードゲームのプレイヤーに対して、このカードが禁止カードである事を話題に出すと驚かれることが多い。

このカードだけで考えるなら、単にトラッシュのカードをデッキに戻すだけの効果だからである(ただし効果は相手にも及ぶため、トラッシュから戻したカードを相手に使わせない、即ち相手にターンを回さないように上記の遅延戦術を引き起こす契機となった)。

あちら等ではドローやデッキからのサーチを行うカードに厳しい制限が付いていることが多く、カードはデッキよりも墓地(トラッシュ)にあった方が都合が良いという傾向が強いためである。

とはいえトラッシュのカードをデッキに戻すカードの規制例はトリックプランクなどもあり、ループ対策との線引きは各々のカードゲームで扱いが異なるとも言える。


関連タグ編集

ポケモンカード ポケモン フラダリ

制限カード 禁止カード


ロックマンエグゼ3:『フォルダリターン』という同様の効果を持つバトルチップが存在する

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