概要
ポケモンカードゲームにおける「禁止・制限カード」だが、マジック:ザ・ギャザリング(MTG)と同様にレギュレーションで使用可能なカードプールが異なっている。しかし、最も多くのカードプールを有する「殿堂レギュレーション」の使用可能なカードプールは「第四世代(DPtシリーズ)以降のカード」のため、第三世代(ADVシリーズ)以前のセットでのみ登場されたカードは事実上使用禁止となる。(基本エネルギー等は古いものでも使用可能。)
制限カード
名前の違うカードは基本的に重複が起こらないが、効果が全く同じサポートカードは違う種類でも同じカードとして扱う。
エクストラの禁止カード一覧
ポケモン
名称 | レギュ | 禁止理由 |
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アーケオス | BW2 | 進化封じという只でさえポケカの常識を覆せかねない能力を持っているのに「マツブサの隠し玉」で拍車をかけた |
ヤミラミ | BW4 | ライブラリアウトに追い込める |
ミロカロス | XY4 | 特性でエネ3個付け、「アオギリの切り札」でデメリット抹消 |
シェイミEX | XY6 | 「1ターンに1回しか使えない」が書いていないせいで「回収ネット」で手札が引き放題 |
マーシャドー | SM3+、PROMO | 互いの手札リセット |
ヤレユータン | SM5S | ライブラリアウトに追い込める、特に「ジュジュベ&ハチクマン」との相性が良い |
フラベベ | SM6 | 相手の手札に干渉するフラエッテに出したばかりでも進化可能 |
アンノーン | SM8 | DAMAGEという特殊勝利 |
アンノーン | SM8 | HANDという特殊勝利 |
ムウマージ | SM10 | 特性で自分の手札を増やしつつ「リセットスタンプ」で相手の手札切れを起こす |
グッズ
名称 | 禁止理由 |
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ザクザクピッケル | 不利なカードを山札中に放ることができる |
しまめぐりのあかし | ジラーチEXに態とつけて相手のサイドを操作 |
時のパズル | 妨害の汎用性高すぎ |
リセットスタンプ | ハンデスの元凶 |
レッドカード | 相手の手札「だけ」リセット |
サポート
名称 | 禁止理由 |
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オカルトマニア | 回避手段がない特性消滅 |
こわいおねえさん | スタジアム&相手の手札がなくなる |
ゲーチス | 相手を陥れ自分は利を得るまさに悪カード |
フラダリの奥の手 | お互いのトラッシュを全て山札に戻すという世紀末すぎる効果 |
マチスの作戦 | ポケモン版二刀流カード |
マツブサの隠し玉 | 相手の行動を制限する化石ポケモンを面倒臭らずに持ってこられる |
ムサシとコジロウ | シンプルながらも強力なハンデスカード |
スタジアム
名称 | 禁止理由 |
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巨大植物の森 | ダーテング(BW3)にスピード進化で相手の手持ちポケモンが消滅 |
殿堂の禁止カード一覧
禁止カードのほか、カードごとに殿堂ポイントが決められており、4ポイントを超える構築はできないことになっている。その以外のルールのバランス調整はMTG同様に禁止カードだけ。
有名な禁止カード
禁止カードの内、「フラダリの奥の手」の1枚が特に有名。これはこのカード以外の互いのトラッシュにあるカードをすべてデッキに戻してシャッフルするというもの。
最初の先攻後攻を決めるときに使うと先攻になる「ファーストチケット」を使って先攻を取り、先攻でもルールを無視して攻撃できるラティオスEXに、最大6枚ドローできるシェイミEX、デッキの上から2枚見て1枚手札に入れるダートじてんしゃ、上から4枚見て1枚同名カード以外のトレーナーズを手札に入れるトレーナーズポスト等で圧縮、さらにフラダリの奥の手でループとデッキを絞りつくす戦術が横行した。
結果、1ターンにかかる時間が膨大になり、登場からわずか10ヶ月で殿堂レギュレーション含みすべてのレギュレーション禁止行きとなった。
エラーカード
チャンピオンズリーグ2022勝利賞プロモカードビクティニVはエラーカード版が禁止となった。(公式発表)