概要
初代ポケモンをプレイした世代なら一度は目にしたであろう全身タイツ(本人曰く皮膚)の人物。
当時、テレビ東京の平日の朝7:00から放送されていたおはスタで、新作カードの告知やカードバトルの説明を行っており、「ポケモン言えるかな?」のメインボーカルを務めた事から、彼自身のグッズやトレーナーカードが登場する程の人気であった。
その後も「とりかえっこプリーズ!」や「ポケモン言えるかneo?」などのポケモンカード関連楽曲を歌い続けた。
ポケモンと関係ないところでは、みんなのうたにて「恋のスベスベマンジュウガニ」も歌唱。といっても、作曲はたなかひろかず、アニメーションはクリーチャーズとポケモンでおなじみの面々が担当していた。
尚、普段ついている彼の役職は、クリーチャーズに所属するグラフィックデザイナーであり、3DCGの製作や、なんとポケモンカードのイラストデザインやそのカードゲームの構成をやっている凄腕デザイナーである。
あの全身タイツを見てまさかポケモンカード制作陣の中の人だとは思うまい。
本名は今国 智章(いまくに ともあき)。
第一弾の3DCGで描かれた「ポリゴン」とイマクニ?名義で描かれた「イマクニ?のドードー」「ラッキースタジアム」「イマクニ?のバクオングex」のようなシュールさもあるポップなイラストが同一人物の手によるものだとは俄かには信じられまい。(ちなみに「おどれ!neo★イマクニ?」は後者の画風で今国智章名義)
2010年代以降でも、どないやねんヤドンのカバーやポケモンシャツのCM出演など断続的にポケモン関連のメディア露出を続けている。
ポケモンカードでの「イマクニ?」
テレビで活躍していた当時のコロコロコミックのプロモーションカードとして、限定配布されていた。
イラストは本人の写真。
効果はなぜか、自分の対戦ポケモンをこんらんにする。というもの。
誰がどう見てもデメリットしかない効果で、当時のプレイヤー達からは存在を疑問視する声しかなかったが、実際はこのカードゲームでは、マヒやねむり等の行動を制限する状態異常とこんらんは重複しないため、行動できない対戦ポケモンに、コイントスで裏が出ない限り行動が再開できるように応急処置を施すカードであった。(当時のルールではベンチへにげる際もコイントスが必要)
「なんでもなおし」や「ポケモンいれかえ」でいいとも言えるが、全体に効果を及ぼす「まきちらせ!ベトベトガス」とも異なり、一時的に自分の対戦ポケモンの特殊能力だけを消すという、このカードにしかできない芸当もある。
また、配布後に発売された「ポケモンカードGB2」で、自分がこんらん状態の時に与ダメージを増やす「わるいオコリザル」との組み合わせによって、その効果の強さを思い知らされたプレイヤーもいるのではないだろうか?
なお、初期のものにはHP:?と共に「このカードをポケモンとして場に出すことはできない。」という文章が書かれている(復刻版には無い)。
これはジョーク的なフレーバー以外に「ピッピ人形」と「なにかの化石」という、場に出してポケモンの代わりをさせることができるトレーナーカードが存在したのも理由であろう。
現在のルールでは「イマクニ?」はサポートに分類され、グッズであるこの2つとは区分自体が異なるため、復刻版では文章が削除されたと思われる。
イマクニの存在は『ポケモンカードGB』のRTA界隈でも特徴的なようで、わざわざイマクニ撃破RTA(Imakuni%)なる特殊レギュレーションも存在する。世界記録は3分強と手軽な短期決戦なので、機会があればやってみよう!