概要
1983年に.454カスール弾を撃つために開発されたリボルバー。
製作者は.454カスール弾を開発したディック・カスールで、彼は本製品が発売する30年以上からリボルバー用弾薬の開発に熱を上げており、その過程で今の技術なら44マグナムをより強力に出来ると考え試作した弾丸をスタームルガー・ブラックホークを元にした5連装リボルバーで試射。
成功を確信したディック・カスールは自らの会社フリーダムアームズに提出、そうして販売まで行ったのがこの.454カスール弾とM83である。発売から一時期は拳銃弾の中で最強の威力だった。
それが脳筋達にウケて一定数の成功を収め、この商品の強さを確信した同社は対応弾を増やし様々なバリエーションを展開した。
マイナーチェンジのバリエーションが多く個別名称が少ない。
名称が与えられてるのは、22LR弾の「M252」357マグナム弾の「M353」50AE弾の「M555」2005年にフリーダムアームズが新たに開発した.500ワイオミングエクスプレス弾の為の「M83 .500WE」6連装でコンパクトにした「M97」である。
M97は発売時は357マグナムのみだったが、後に多数の弾に対応した。
日本ではラスボスにしか見えない吸血鬼主人公がぶっ放した並の人間には扱えそうも無いハンドメイドのトンデモオートマチックが強く印象付けたため、その弾である454カスール弾単体の方が有名。
なお余談だが現在に至るまで454カスール弾を使うオートマチックは現実世界には無い。ジュール上は.50AEよりかなり強力な弾なので当たり前といえば当たり前なのだが。
性能
全長 | 287~420mm |
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銃身長 | 121~254mm |
重量 | 1.44kg |
使用弾薬 | .22LR、.357マグナム、.41マグナム、.44マグナム、45コルト、454カスール、.475ラインボー、.50AE、.500WE他 |
装弾数 | 5 |
口径 | 様々 |