「プーリー」はハンガリー語で「リーダー」の意で、羊などをまとめる牧畜犬として使役されていた。
歴史
マジャール人とともに9世紀にカルパート盆地へやってきた。
17世紀以降、西欧からの移民の連れてきたテリア系の犬との交雑でほぼ絶滅。
20世紀に入って復活が図られ、1924年に国際畜犬連盟により公認された。
外貌
体高と体長がほぼ同じスクエアな体型で、吻は長め。垂れ耳で巻き尾。
被毛は上毛と下毛がもつれて捩れ、ドレッドヘアーのような縄状になってぶら下がっている。毛色は黒、白、クリーム色、茶色など。
体高:36~45cm
体重:10~15kg
性質
陽気で好奇心が強いが、警戒心も強く勇敢。判断力に優れるが、やや頑固で躾は入りにくい。運動量は多めで身体能力が高い。水泳も得意とする。
被毛以外はチベタン・テリアとそっくりで、群れを逸脱した家畜の背中に飛び乗って方向転換させる行動も共通している。
また、プードルともよく似ていて、その作出に関わった可能性がある。
寝ているとモップにしか見えない。