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概要

五感全てに作用し、どれか一つでもキアラ美しいと感じた相手を魅了するスキル『五蘊黒縄』を封じられたキアラが変じた状態の名称。

マテリアルではこの姿でビーストとして登録されるためこれがビーストとしてのキアラの真の姿と思われる。

その姿は異質で、角の部分は名も無き魔神柱で代用され、下腹部から胸部近くまでの位置に眼が数個存在している。

彼女が乗っている巨大な両腕の形をしたものも、中身は魔神柱の集合体である。


なおヘブンズホールとは第三魔法と呼ばれる魔法の亜種である“天の孔”のことであり、

社会が存在する上でなくてはならない機構として人間の悪性情報―――『この世全ての欲』を受け止め、広がり続ける、ブラックホールあるいは廃棄孔である。

彼女の宝具『快楽天・胎蔵曼荼羅(アミダアミデュラ・ヘブンズホール)』の解説において、

ビーストⅢは現実に出来た『孔』そのものと定義されているが、その孔がこのヘブンズホールだと思われる。



なお、CCCともFGOとも違う並行世界においての彼女は、「心に傷を負った者」「異才故に世間に混じれず孤独だった者」などを中心としたカルト集団の教祖として君臨していた。

その世界で唯一キアラという存在が抱える危険性を知り抹殺しようとしたある無銘の英雄に追い詰められる過程で彼が多数の無辜の人間を殺めた末、その目前で彼のつまらなさに失望しながら自殺し、彼を精神的に破滅させる決定打をもたらした。

並行世界を閲覧したことで事の顛末をある程度把握していたFGO世界のキアラは、その無銘の英雄を煽り、彼を追い詰めた人間たちもケダモノと嘲笑うが、最終的にFGO世界に召喚されたその無銘の英雄の不意打ちを受けて破滅する結末は自業自得としか言いようがない。


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