ケモノの俗称→けだもの
概要
オレンジ色に黄色の星模様がちりばめられたトランクスだけ身に着けている。
(セリフはないが)一人称は俺らしい。
常にかぶったお面は何枚も重なっており、感情の変化でその表情がころころと変わり、激怒面だけでも複数存在し、般若面に変わることさえある。
取り外して手入れする事あるが、この仮面を興味本位で被ったポピーは仮面に支配されてしまった為、やはりただの仮面ではないらしい。ゴリラの面を被ると好物がバナナに変わり、ロボットの面を被るとロケットパンチが使えるなど装着者に不思議な能力を与えるようだ。
食事自体は本体の口で行う。特にフライドチキンが大好物で、ケダモノ故に食欲には逆らえないようである。その他の趣味はUFOガールズという女性ユニットが出演するテレビ番組の鑑賞。
ポピーのアシスタントであるにもかかわらず、芸には長けており、特にパントマイムは階段を登る仕草を取れば天空を駆け、車を運転する仕草を取れば本当に車を運転しているような状態になれる。この優秀さのせいか、パオラ(象頭のトラック)との仲は良好。
性格は基本的にはお人好しで優しい性格なのだが、勘のいい視聴者ならお気づきの通り、このアニメの登場人物らしい鬼畜な一面を見せる事もしばしば。
- 芸の実験台にされた腹いせにポピーをチェーンソーでバラバラにする(「MAGIC」)
- トラックに轢かれたポピーに献花をするなど本気で悲しむ様子を見せたかと思えば、フライドチキン入りの鍋に目移りして死体蹴り(「ACROBATICS」)
- ナイフ投げのターゲットをポピー型に切り抜き、最後に心臓に命中させて下衆な笑みを浮かべる(「KNIFE THROWAR」)
- 飲み込み芸に失敗したポピーを助けるためにトラックで引っこ抜こうとするが、途中で諦めて引き摺り回し、その様子を見て笑う(「SWALLOWER」)※のちに放送禁止回となった
それでいて、蛙がバラバラにされる様子に目を覆うなど人並みの恐怖は備えているのだからタチが悪い。
神様を拝んでいた様子から、少なくとも信仰心はあるらしい。
加えてカオスアニメのキャラクターらしく生命力もべらぼうに高い。チェーンソーでバラバラにされてペンギン帝国よろしく尻尾が前に出ている状態に接着されたり(切断されても死なないのは本作ではよくある事)、爆薬で爆破されたり、月が地球に衝突しても次回では何事もなかったように元気な姿を見せる。飛んできた銃弾を飲み込んでケツから出すというオゲレツな特技も使え、これはポピーも使える。
とはいえ、ポピーのナイフ投げの標的にされて死んでしまい、体から抜け出た魂を標的にされ続けるというガチで死んでしまう回もある。
素顔を見たのは蛙のみ。曰くお母さん似なんだとか。
とはいえ3Dアニメということもあり、隙間から垣間見えた情報などを統合すると、つぶらな黒目(要するにただの黒丸)で赤鼻気味の顔らしい。
「SAMURAI」や「FACE」に登場する白い獣(焼夷弾を投下する爆撃機の大群と共に出現する謎の存在)との関係は不明。お母さんだったりするんだろうか。
製作者のこだわりなのか、トランクスの下にある、ケダモノのケダモノ(ω)も実は作りこまれている。
大股開きで座ったケダモノを正面から撮影するシーンで確認できる。わかりやすいのは12話や26話など。
本編から13年後の世界では子持ちのパパになっている。
派生
鏡ケダモノ
第33話「MIRROR」に登場した、鏡の世界のケダモノ。
体の色がピンク、バンツがポピーの服の柄、凶暴な性格と、基盤がポピーと入れ替わっている。
1話限りのゲストキャラだが、普段とのギャップからかpixivでは人気がある。
人間ケダモノ
まさかの公式擬人化。
増田若子氏が公式アカウントで発表した元ネタの漫画
パンツ一枚はそのままにロングヘアの人物として描かれている。
しかし、それでも顔はあいかわらず見せない。
ポピーの様子を見る限り13年後設定だと思われるが、こちらでは一人称が私になっている。