「僕はみんなの中でもすごくふつうだろ? だから月人みたいな超変なやつって、ちょっと憧れるっていうか」
概要
硬度 | 六半 |
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担当 | 見回り担当 |
愛称 | ベニト |
一人称 | 僕 |
モデルとなる鉱石 | ベニト石 |
声優 | 小澤亜李 |
ベニトアイトとは、漫画『宝石の国』に登場するキャラクターで、地上で暮らす28人の宝石の1人。
それぞれ違った個性を持つ宝石たちの中にあって、とくに目立った特徴を持たない平凡な宝石。
そのため自身の普通さについては日頃から思い悩んでおり、ペアを組むネプチュナイトが不思議系筆頭であることも悩みに拍車をかけている。
名前の由来はベニト石の英名ベニトアイト(benitoite)から。
容姿・性格
明るいブルーのショートヘアを七三分けにした髪型が特徴。
性格は本人も思い悩んでる通り常識的で普通。
真面目であるが故に精神的に打たれ弱いところがあり、月人との戦いにおいて自分のミスが原因で作戦が失敗したときには、自責の念に耐えきれず床に倒れ込んだまま動かなくなる姿を見せていた。
単行本の人物紹介によれば、好きなことは空を眺めることと夜に皆でやるカードゲーム(ただし弱い)。
普通であることにコンプレックスを抱いているため、ペアを組むネプチュナイトのことは正直苦手に思っているが言い出せないでいる。
作中での活躍
月人と直接戦う見回り組の1人ではあるが、本人が悩んでいる通り個性に乏しく影が薄いため物語序盤での活躍は少なめ。
しかしこの苦悩がきっかけとなり、物語中盤で一時的に月人と手を組んだフォスフォフィライトが月に興味を持つ宝石たちを募った際には自ら月行きを志願。
カンゴーム、パパラチア、ダイヤモンド、イエローダイヤモンド、アレキサンドライト、アメシスト・エイティ・フォー、新ゴーシェと共に月へと渡った。
月の王子エクメアから先生の正体などを知らされた後も先生や地上に残った宝石たちと戦うことには消極的だったが、最終決戦ではアレキサンドライトの制御役として(強制的に)同行。
戦いの最中にかつてのペアであるネプチュナイトと再会した際には、今までずっと苦手に思っていたという積年の思いを吐露しつつもネプチュナイトに逃走を促し、直後に隙を突いたユークレースの攻撃で折れたアレキサンドライトの頭が顔面に激突し行動不能になった。
余談
月へと渡ったあとは体質の関係で目隠しを外せないアレキサンドライトに常に付き添っており、それがきっかけでアレキサンドライトとはペアのような関係になっている(単独で地上に向かったフォスが幽閉され220年が経った際には、アレキサンドライトと共に月の定食屋で働く姿が描かれていた)。