概要
イースター島航海編に登場した、猿人と人類の中間に位置する種族「ポギ族」の長。性別はメス。
簡単な人語を解し、写楽に懐いて彼の手助けを行った。
パンドラによって調教され手先にされたポギ族を救うべく、写楽と共に立ち向かうも、写楽がパンドラに泣かされて無理矢理モアイ像を動かした際に潰されて致命傷を負ってしまった。最期は愛する写楽に看取られ、息を引き取った。
TVアニメ版のポゴ
「ワタシ、ナマエ…ポゴ」
CV;深雪さなえ
アニメ版ではポゴの種族がポギ族からナギサ族へ変更されており、人語を解する理由がミスターマネー(パンドラに相当するアニメオリジナルキャラ)が率いる組織によって、改造手術を施され高い知能を与えられたという事になっている。
大まかな活躍は原作と大体同じで、写楽達と共に過ごす内に知能や言動が人間らしくなっていったり、写楽に求婚を申し出たのも同様。原作と異なり生存しているが…(後述参照)。
ミスターマネーによって捕らえられた写楽を救いたいという願いが神様に通じたのか、イースター島のモアイ像による不思議な力で組織の潜水艦を破壊、写楽を救出する。
その後、三つ目の写楽の頼みを聞き、ナギサ族の古代文字を解読した。
「我ら、我ら海に逃げた。ナギサ族は、山に逃げた仲間のため、この石像を作る。汝らに危機迫りし時、我らはこの石像を以て汝らを救うであろう…」
しかし、ナギサ族の古代文字を解読した後に知能が低下し始め、元の猿に戻るのを恐れて悲痛な叫びをあげてしまう。
「ダメ…!コトバ、ポゴからデてく…!ダメ…!イかないで…!イかなぁぁぁぁぁッ!!」
実はポゴ達の反乱を恐れた組織が、改造手術の際に「一定時間が過ぎると知能が元の猿に戻る」という細工を施されたのだ。流石の写楽も改造手術についてはどうすることも出来ず、助けることは出来なかった。
消えゆく知識の中でポゴは最後の力を振り絞って写楽と一緒にしりとりをし、「好き」と告げた。しかし、言葉を失いたくないと足掻く彼女の必死の抵抗も空しく、元の猿に戻ってしまった。
写楽は自分から離れたポゴに近づいて手を差し伸べるが、ポゴはそれを拒絶するかのようにその手を引っ掻いた。身に付けていた衣装を自分で引き裂き、雄たけびを上げた後、1匹のメス猿として写楽の元から去っていった。