ポチョン
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ぽちょん
ポチョン(Pocong)とは、マレーシアやインドネシアなどムスリムが多い東南アジア諸国で伝承される幽霊。
ポチョン(Pocong)とは、マレーシアやインドネシアなどムスリムが多い東南アジア諸国で伝承される幽霊で、マレー語でお化けを意味するハントゥの一種としたハントゥ・ポコン、インドネシアではイスラム教の精霊ジンの一種としたジン・ポチョンガン、または単にポコンという呼び名もある。
その姿はムスリムが埋葬する際に巻かれる白布(カイン・カファン)を身につけており、頭上と首、足下は紐で縛られているためにキョンシーのようにぴょんぴょんと跳びはねて、もしくは空を飛んで移動するといわれている。
現地では死者の魂は40日は地上にとどまっているといわれるが、それまでに白布を縛った紐がほどけないと身体が土に返らず成仏できないとされている。
そうした魂は悪霊と化して死体ごと墓地から這い出してくるので、どうにかして白布を取り除いてやるまでは動き続けて人々を怯えさせるのである。
近年では悪い男に殺され、病院で仕方なくプラスチック製のシートに包まれたために成仏できない妊婦のポチョンや、幽霊馬車に乗ってきてドアをノックされた家人を死病にするアンドンポチョン、バイクに乗ったポチョンなどの怪談が語られている。
2000年代以降には、特撮技術やCGを駆使したキャラクターとして、数多くの映画やドラマに登場するようになった。
2020年以降のコロナ禍においては、危機感を感じて貰うためにこの幽霊に扮した者が巡回しているのだという。
※もちろん女体化もされている
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