概要
マクラとは「枕」のカタカナ表記であるが、この意味では枕の記事を参照。
落語で「マクラ」と言うと本題に入る前の導入部分のことを言う。本題に関連する話をするなどして観客の反応を見たり、場の雰囲気を盛り上げるなどして本題を聞きやすくする。マクラで語ったネタがオチに向けた伏線になっていることもある。
ことに古典落語のマクラには、現代人になじみのない昔の風俗習慣の解説をするという重要な役割があり、『寝床』の噺であれば義太夫のマクラから入る、といった具合にマクラの型もある程度固定されている。しかし、近年は時事ネタや雑談めいたマクラを入れる噺家が増えたことから、定石のマクラから入ると「今日はマクラなしでいきなり噺に入ったな」と誤認されることがあるという。
余談
表記揺れ項目としては「まくら」に比べタグ利用数が少ない。部分一致だと「スターフォックス」のフォックス・マクラウドがよく引っ掛かる。