CV:本多知恵子
概要
「実家の花屋を繁盛させてほしい」というユーリとケンの願いを聞き届け、花魔法界から人間界にやってきた魔法使いの少女。魔法の花びらの力に働きかけて発動する花魔法の使い手で、肩書きは「花の魔法使い」。
相棒はシーリーコート(良い妖精の意)に属するパンジーの妖精タンバリン。
父母、曾祖父母共に人間界で高名な活躍をしている花の魔法使いである。
人物
明るく社交的な性格で、特に大人子供問わず、妖精などの目に見えないものの存在や夢を信じる人、自然を愛する人に対してとても友好的。身勝手な理由で自然を脅かそうとする人間に対しては嫌悪と怒りを露わにするが、素直に心を入れ替えて改心した人であれば快く許して受け入れる心の広さも併せ持つ。快活かつオテンバな一面もあり少々おっちょこちょい。魔法を失敗したり肝心な時にドジを踏むこともある。
幼年向けに徹底された作風に合わせ、魔法少女もののヒロインの中でも年齢が5歳とかなり低く、街の子供たちと無邪気に遊びまわってはしゃぐ姿が実に微笑ましいが・・・・・・実はこう見えて実年齢=50万歳。。実年齢だけ見れば歴代魔法少女中、最年長である。
第6話と第49話におけるマリーベルの年齢絡みの説明から推測するに、成長速度が人間と異なる(10万年に1歳年を取る?)模様で、本人曰く「花魔法界ではまだ子供」。
子供とはいえ相当に不器用らしく、50万年も長生きしている割に家事全般が壊滅的に苦手で、全て相棒のタンバリン任せにしている。特に料理が大の苦手で、34話でお菓子の家を魔法で作った際、味見したタンバリンの「・・・まずいorz」の一言に憤慨して自ら味見した直後に「・・・まずいorz」と自分自身で絶望したほど(本人の料理の腕前が魔法で出す料理の出来栄えに直結するらしい)
ただし、「マリーベルココア(ウインナーココア チョコチップトッピング)」だけは得意。第一話でユーリとケンに振舞った際、二人から絶賛された(本人も「これしか作れないの」と言っている)。
寝坊癖もなかなか直らず、タンバリンがいてくれないと家中がぐちゃぐちゃに散らかっていたりと、女の子にも拘らずプライベートはかなりだらしない。
5歳児らしい幼さが顕著な一方で、他人の心の機微に人一倍敏感で常に他人の笑顔と幸せのために全力で事に当たり、植物や幻想世界の住人たちに関する知識にも長けている等、見た目に反して非常に成熟した一面も持ちあわせている。
5歳児とは思えないような大人びた精神性と5歳児の幼児性が同居した独特なキャラクター性は、さすが50万歳といったところか。
マリーベルが生まれたのはちょうど人類の誕生の頃に当たるため、人間界のあらゆる生き物から夢見る力を魔力の源、生きる糧として受け取る花魔法使いの中で、人間の夢を一番多く受け取っている。ユーリ達の前に姿を現したのも、「マリーベルの絵本」を通じて彼らからもらった夢が、誰よりも一番多かったからである。
活躍
町の子供たちと遊んだり、街に起きる事件を解決に導いたりと、楽しく日々を過ごしていたが、自然を粗末にする人間に怒りを膨らませた花魔法界の守護神「聖なる樹」との争いを鎮めるため奮闘するも、力尽きて花魔法界で眠りについてしまう。
その後、ユーリたち人間界の友人たちの必死の願いにより復活を果たし、無事事件を解決し世界を救ったことで、一人前の魔法使いと認められる。その後も人類と自然の共生を守り導くべく人間界に残った。