概要
「ミケモカ」とは、アニメ「ハイスクール・フリート」に登場する、岬明乃と知名もえかのカップリング。
2人はブルーマーメイドを目指す幼馴染で親友同士。幼い頃から互いを支え合ってきた、家族同然の存在である。
あっけらかんとして脳天気な明乃の面倒を見ているもえかが目立つが、実は精神的な依存はもえかの方が強い(明乃といることがこの世で1番面白いと思っている等)
ちなみにもえかも明乃も趣味は一緒でカヌーである。
また、2人にはデュエットソングである「わたしたち記念日」が存在する。
出会いと別れ
2人とも出身は長野県松本市だが、出会ったのは呉の養護施設である。明乃は海難事故で両親を亡くし、もえかもまた何らかの理由で両親を喪っている。気が合ったことに加え、境遇が似ていたこと、施設に同年代の子がいなかったことも関係し、もえかが引き取られた初日には既に打ち解けてニックネームを付けあっている。
家族を求める2人は「海の仲間は家族」というもえかの母の言葉から、ブルーマーメイドを目指すようになる。そして海の見える「お気に入りの場所」で、当時ブルーマーメイドの旗艦であった大和を見た後、ブルーマーメイドになろうと、誓いあった。
その後、小学校卒業を期にもえかが親戚の夫婦に引き取られたことで2人は離れ離れになってしまうが、3年後に海洋学校で再会し、その時はギューっとすることを約束した。その後もメールなどで連絡は取り合っていたようである。また、受験の前にはもえかが自作の試験対策問題集を明乃へ送っている。
アニメ(ネタバレ注意)
アニメ1話
ついに横須賀女子海洋学校へと進学し、3年振りの再会を果たす。途中のアクシデントでギリギリの到着になってしまった明乃だが、無事に再開し、約束通り抱擁を交わした。同じ艦に乗れることを願った2人だが、明乃は晴風、もえかは武蔵の艦長となり、その希望は叶わなかった。それでも海洋実習終了後の再会を胸に、2週間の航海へ旅立つこととなる。
アニメ2話・3話
教員艦であるはずの天神から砲撃を受け、更に反乱したとの濡れ衣をも着せられた晴風。表向きは明るく振る舞う明乃も、先行きの見えない状況に翻弄されていた。シャワーを浴びながら「これからどうすればいいんだろう……。」と不安をこぼすも、「私が不安そうにしちゃダメだ!私は晴風の、艦長なんだから!……そうだよね、もかちゃん。」とすぐに自分を鼓舞していた。不安な時、もえかが明乃にとって心の支えになっているのがよく分かるワンシーンである。その後、武蔵からの緊急電を晴風が受信。晴風が危機的状況に置かれる中でも明乃はもえかの身を案じ続けていた。
アニメ5話
ロケットの写真を眺めるなど、もえかの安否を明乃が気遣っているのが確認出来る。
その後、偵察に向かった晴風は、RATtウイルスにより、完全に指揮を失った武蔵が東舞校教員艦と交戦するのを目撃する。どうしてももえかが心配な明乃は、副長の制止を振り切って、単身スキッパーでもえかの元へと向かう。しかし、岩にぶつかって転覆。無事は確認できたものの救出は出来なかった。
アニメ6話
自らが危険に晒された直後でも、明乃はもえかの身を案じていた。
アニメ11話
浦賀水道付近にてブルーマーメイド平賀隊が武蔵と交戦。しかし、電子機器が使用できないことや、主力である真冬部隊の不在により戦闘不能に。さらに晴風では明乃が指揮を取れなくなってしまう。しかし、副長や乗員の想いによって復活し、もえかの「貴艦はそのまま本艦と距離を開けられし。接近は危険、主砲弾未だ豊富」という制止を振り切って武蔵の救出へと向かうことを決意する。また、この時にもえかの無事を改めて確認している。
アニメ12話
浦賀水道へ向かう武蔵の足止め、及び救出のため、明乃率いる晴風が武蔵と交戦。しかし、圧倒的な戦力差の前に晴風は撃沈寸前まで追い詰められる。武蔵の砲撃を受ける晴風を見たもえかは取り乱し、砲撃を止めるべくバリケードを崩そうとした。しかし、一緒に立てこもっていた小林の制止でかろうじて冷静さを取り戻す。なお、この行動は5話の明乃の行動と酷似しており、彼女達の非常に強い絆と、お互いのことになると平静さを保てなくなってしまう危うさが垣間見えるシーンと言える。その後、比叡、舞風、浜風、アドミラルシュペー、天神らの助力もあり、ついに武蔵へと突入部隊が乗り込み、武蔵を止めることに成功した。艦橋に立てこもっていたもえかも乗り込んだ明乃と抱擁を交わし、「やっと逢えたね、ミケちゃん」と1ヵ月ぶりの再会を喜んだ。
OVA
晴風解体の噂に便乗し、もえかは「ウチ(武蔵)に来る?」と勧誘するも、明乃は「もかちゃんと一緒は嬉しいけど、私の家は晴風だから」と断った。これに対し、もえかは「そう言うと思ってた」と笑っている。
晴風解散阻止の署名を集めるために行われた「晴風スペシャルカレーフェス」では、2人で「わたしたち記念日」のライブを行っている。一瞬の目配せで息を合わせており、2人の仲の良さ、付き合いの長さを窺い知れる。
劇場版(ネタバレ注意)
出店を回っていた明乃とましろだったが、途中でもえかに遭遇する。その場で手と手を繋ぎ合わせクルクルと周り、遭遇を喜ぶと共に、周りのブルーマーメイドに憧れる少女たちと過去の自分達を重ね合わせていた。
要塞へ突入する晴風を武蔵が援護。進路を砲撃で示しそれを晴風が進むという、半歩ズレれば晴風が轟沈するであろう綱渡りにも程がある作戦だったが、「私とミケちゃんなら大丈夫です。」「絶対当たらないから大丈夫。もかちゃんを信じて。」と突撃を敢行した(絶対頭おかしいよこの2人)。
現場責任者として旗艦武蔵に乗り込んでた宗谷真霜も「ウチの家族もそうだけど、この子たちも大概ね」と呆れていた。
はいふり
阿部かなり先生による「はいふり」では明乃ともえかの絡みが多く見られる。
前述した過去も3巻にて明かされたものであり、このコミックスは2人の関係を語るなら欠かせないコンテンツとなっている。実のところ、アプリ内で2人がよく絡んでいるのはこのコミックスで関係性が補強されたからではないかとすら思えるほどである。
余談だが、5巻にはかなり先生のイラストをまとめたイラスト集入りの特装版が存在し、その中には明乃ともえかのイラストも複数収録されている。
2巻
ショッピングモールなど、人通りが多い場所だとはぐれてしまう明乃は、幼い頃もえかとよく手を繋いで行動していたようである。その癖で、今でも人通りが多いと手を繋ぎたがることがある模様。
3巻
この巻にて、明乃ともえかの出会いの詳細が明らかになった。共に両親を失った2人が、あだ名を付けあったり、キャンプへ行って猫を助けたりカレーを作ったり星を見たり……。そして別れの時も、2人が絆を深めていく流れを知ることが出来る。また、明乃と一緒に宝くじを買いに行く晴風乗員に「みんなミケちゃんをお願いね。」ともえかが声をかけていた。
4巻
目立った絡みはないものの、2人の趣味であるカヌーに一緒に乗るとテンションが上がりすぎることなどが明らかになった。
5巻
書類仕事の合間にひと休みしていた時、話の流れでもえかは明乃に膝に座ってみる?と提案することに。時間に追われて流れたものの、明乃もノリノリだった。
別のエピソードでは武蔵の艦橋立てこもり3人組が、もえかを探しに読書室へ。そこで出会ったましろと3人は会話を交わし、その中で明乃ともえかがかなりの時間一緒に過ごしているらしいことが話されていた。その後、もえかは武蔵クラスの親睦会の開催について明乃に相談。全方向に極めて優秀なもえかだが、明乃の優れたコミュニケーション能力には信頼をおいていることが感じ取れた。
6巻
特別実習のオリエンテーリングで山野を探検することになった明乃一行。慣れない山の中でも場馴れした様子を見せる明乃だったが、幼少期にもえかと共に色んなところを探索した経験が生きていることが明かされた。そのことを思い出したら楽しくなる、と照れながら語る明乃からは、もえかとの経験を大切にしていることが察せられた。
艦隊バトルでピンチ!(ネタバレ注意)
1番艦の艦長にセットすると、バトル勝利時に「やったよ!もかちゃん!」「やったよ!ミケちゃん」と互いに勝利を報告し合っていることが分かる。
第1章1話
チーム戦で晴風と武蔵が時津風、天津風と共に同じチームとなることが決定。手を握りあって喜んでいる。
第1章2話
もえかが明乃をチームの指揮官へ推していて、RATt事件を踏まえたもえかの明乃への信頼が窺える。
第1章4話
体調を崩した明乃の代わりにもえかが指揮官となる。ここではもえかの自分が指揮を執っていいか、という提案に対して明乃は二つ返事で了承しており、明乃のもえかへの信頼が窺える。
第1章9話
水遊びをする中で、「楽しいな……久しぶりにこうしてミケちゃんと海で遊べて」「……うん。わたしも、すごく楽しい。もかちゃんと一緒に遊べて。」と言葉を交わし、晴風副長のましろが近寄り難いほどの空気を作り出している。
第2章1話
呼び出された校長室で寄り添う2人を確認出来る。
イベントストーリー「南の島でサバイバル!?」
林側食料調達班として、班員と共に無人島を探検した。その後、浜辺で交わされた2人のやり取りは必聴。詳細については「もかちゃんは前向き 知名もえか(星5)」のカードストーリーにて、是非自身の目で確認してもらいたい。
知名もえか 誕生日ストーリー
2019年7月25日にアプリにログインすると、明乃がもえかと一緒にケーキを食べる限定ストーリーが開放される。久しぶりに一緒にお祝い出来る誕生日だと言葉を交わした。来年も一緒にケーキを食べようと約束するふたりが、来年も再来年もその先も一緒に誕生日を祝えることを願うばかりである。
今週のハイフリ
第7週「色々考えてるよ☆2人の艦長」
明乃ともえかの2人が、艦隊戦演習での学びや気付きについて語っているのだが、楽しげに会話する2人の仲睦まじさがよく描かれているストーリーとなっている。
「初めての司会でもミケちゃんと一緒なら安心」と語るもえかに対し、明乃は「もかちゃんはいつも落ち着いてるからこういうのも大丈夫かと思った」と応じながらも、今週のハイフリコーナーの先輩としてリードしていくと意気込んでいる。
その後、武蔵について教えて欲しいと頼む明乃に、もえかは今度案内すると応える。一緒に武蔵に乗ろう、何時なら空いてる?と、テンションが上がる明乃だったが、ここでコーナーが終了してしまった。
……と思いきや、スイッチを切り忘れていた事が判明。来週まで待たずとも、今武蔵に乗る日程を決めようと話していた2人の会話は、筒抜けだったことになる。「またやっちゃった……」と零す明乃に「ふふ、続きはまた後でゆっくりね」ともえかは声をかけ、7週目の放送は終了となった。
中々一緒にいられない2人だが、コーナーの司会で話せてとても嬉しそうな、そんな気持ちが滲み出るような会話になっていた。
第8週「したいこと☆盛りだくさん!」
前回に引き続き明乃ともえかが司会を担当。2回目で緊張も抜けた、と序盤から息のあった掛け合いをみせる。「ずっと仲良し」とした上で、「新しい子ともすぐ仲良くなれるミケちゃんを尊敬してる」と話すもえかに明乃は褒めすぎと照れていた。余談だが、もえかのcvを担当している雨宮天さんは「ハイスクール・フリート ファンブック」内にて、”もかちゃんはミケちゃんのことを自分にない魅力を持っている一人の人として認めていると思う”と語っている。
そして話題は今回のテーマ、「仲良し2人がしたいこと」へ。明乃は2人でしたいことに、一緒に勉強する、お休みの日に遊ぶ、船で訓練する等をあげ、更に、”やっぱり武蔵のことをもかちゃんに教えて欲しい”と話した。前回話していた武蔵へ一緒に乗る約束は果たされたようだが、もえかが武蔵乗組員に呼び出されたことでそこまで時間は取れていなかったようである。それでも「クラスの子に頼りにされてるもかちゃんかっこいいなって思ったよ」と褒める明乃に、もえかは「そ、そう……?」と珍しく照れていた。しかしながら時間が足りなかったのもまた事実なので、時間がある時に声をかけあってまた行こうと約束していた。
一方のもえかは2人でしたいことに、ゆっくりお茶をしたいと返答。そんなもえかに何故か明乃は高原でドレス姿な状況を妄想していた。確かに優雅な感じだが、ドレス着たままだとお茶は苦しいのでは?と指摘されてしまう明乃だった……。
なお、2人が武蔵で交わしたであろう会話を「武蔵艦長 知名もえか(星4)」のカードストーリー内にて閲覧可能である。艦長としてどうあるべきか、それを模索する2人の姿が描かれている。
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