「フンッ、
たかが蛮族じゃないッ。
みんな!
一気に蹴散らすよッ!!」
概要
ミリ・アリアポー(Mihli Aliapoh)とは
オンラインゲーム「ファイナルファンタジー11(FF11)」に登場するミスラ族のNPC。
アトルガン皇国の五蛇将の一人で「水蛇将」
傭兵(プレイヤー達)に弱みを見せまいと強がっているツンデレなボクっ娘であり、更にミスラなので猫耳もついてくると言う、驚異のあざとさを持つキャラクター。
「そんな見え見えの萌えに釣られクマ―!!」と釣られてしまったプレイヤーは数知れず、非常に高い人気を誇る。
冒険者に対してはツンケンしているが、それは自身の弱気を隠す為であり蛮族居留地で捕虜になった際は恐怖に震えている彼女を見る事が出来る。
同時に、魔笛が奪われて彼女が生き残った際も弱気になる。
メインクエストに絡む事は無いが、2013年の人気キャラ投票では23位にランクインしている。
キャライメージとしては、学校で言うなら科学部か写真部のツンデレ部員。
三国志で言うなら我が道を行く馬超との事。
ビシージでは
魔笛の最終防衛ラインを守っている。
その為、彼女の位置まで敵がなだれ込んでいる状況は皇都陥落一歩手前であるとも言える。
そんな中、彼女は自身や他のNPCに強化魔法や回復魔法をかけ、時にはヘキサストライクで敵を撲殺していくスーパー白魔道士である。
その能力もあって、生存率も高く、他の五蛇将が捕虜になっても彼女だけは残る事も多い。
ただし、即死攻撃や支援の無い中での孤立等、死なない訳では無いので上手くサポートしてあげたい。
最終防衛ラインを守っている事もあり、捕虜になった際は最優先で助け出される五蛇将の一人。
固専用WSは「スカウリングバブル」
余談
- 彼女本人が出ている訳では無いが、FF14でも「アリアポー」姓のミコッテ(FF11のミスラ)が存在する。FF14では、FF11と同名のキャラクターも存在しているので、その内ミリ・アリアポーも登場するかもしれない。(ただし同名のキャラクターでもFF11とは別人である)
関連イラスト
彼女は「#ミリ・アリアポー」以外にも「#ミリ」とタグが付けられている事もある。
「#ミリ」で検索する場合は「FF11」も追加して検索すると良いかもしれない。
関連タグ
※この先は、あるクエストのネタバレとなります
生い立ち
彼女はアトルガン皇国の属国である「ツァヤ」の出身である。
元々は富農の家であり、現地の主食であるポポトイモを育て、子供の頃は家族の皆と裕福で幸せに暮らしていた。
しかし、突如として皇国総督から出された「新農地法」により家財と農地を没収されてしまった。
この出来事で、お洒落をしていた母ですら食うに事欠く有様となり、ミリも食べ物の事ばかり考えるようになってしまう。
更に、栽培する作物を皇国で人気のパママに切り替えろ、と言うお触れが出た物の、住民はパママ栽培になれていない為に満足な収穫は出来なかった上、パママが伝染病により壊滅する事態となり、ツァヤ全土で大飢饉が起きてしまった。
この飢饉により、ミリの母もこの世を去ってしまった。
食事に困った彼女は、ご飯が食べられると言うツァヤ自警団への入隊を試みたが、13歳であった彼女は年齢詐称がバレ、強制的に「ツァヤ自由軍」と言うツァヤをアトルガンから独立させる為の裏の暗殺部隊へと入れられてしまった。
そこで公的に彼女は「死亡」扱いとなり、暗殺者としての訓練を徹底的に施される事となった。
そして、暗殺者の技術を一通り修得すると留学生としてアトルガンの「ワラーラ寺院」に留学生として潜り込む事になる。
この時から「パママ連続殺人事件」が始まる事となる。
パママを顔面に被せられた被害者にはアトルガンで評判の良い善政者と知られた官僚すらいた為、日夜騒がれた上、夜間外出禁止令が出された程だった。
昼は留学生として過ごしながらも、夜は暗殺者として要人の暗殺を繰り返していく中、友人として接したのがアフマウだった。
皇宮で育ったアフマウは学院に馴染めず、一人で過ごす事も多く、同じように過ごすミリに親近感を感じたのかもしれない。
しかし、ミリは暗殺者としての姿を見せたく無い為か、冷たい態度を取り突き放す。
そして、ミリに重要任務が下された。
それはワラーラ寺院の成績優秀者を表彰する為、皇宮で行われる式典での『聖皇』暗殺であった。
最優秀者として表彰されるのはミリ。
仕事を成功させても確実に生きて帰れない。
捨て駒にされた彼女は戸惑うが、辛い幼少期を思い出し任務を受ける事となる。
しかし、暗殺事件は不滅隊や親衛隊に分析されており、ツァヤ関係者が動いている事、そして皇族関係者が狙われる事は算段がついていた。
不滅隊は式典の警備を、そして四蛇将の筆頭である、天蛇将ルガジーンは念のための策を用意した。
聖皇を密かにワラーラ寺院へ避難させ、聖皇の座にはオートマトンが座っていたのだ。
結果、ミリは暗殺に失敗する。
四蛇将と対峙するが、優れた暗殺者の技術で4人を煙に撒くと、聖皇がいるワラーラ寺院へと向かった。
しかし、四蛇将と不滅隊迫る中、ミリはアフマウと遭遇してしまう。
囲まれる中、アフマウを人質に取るミリだが、友人の様に接してくれたアフマウを危険に晒してしまった事に戸惑っていた。
その隙を不滅隊がつき、ミリは捉えられてしまう。
そしてその処罰を迫るが、アフマウはそんなミリを庇ったのだった。
そもそも、王の居住たる皇宮に暗殺者を招き入れた事は警備担当の不滅隊の不始末。
四蛇将も暗殺者を前にしながらも一度は取り逃し、聖皇のいる寺院へ向かわせてしまっている。
事に寄れば斬首すらあり得る程の失態であった。
結果、不滅隊はこの事件を揉み消す事にし、緘口令が敷かれた為、パママ連続殺人事件の真相も迷宮入りとなってしまった。
(その為、事件の真相を知る物は極わずかである。)
アトルガンの良い所も見て欲しいとアフマウから懇願されたミリは、ツァヤ自由軍と手を切り、ルガジーンの監視下の元で防諜任務につき、アトルガンの防衛に従事する事となる。
それは最初からのやり直しだったが、元々の実力もありあっという間に特務隊の隊長に上り詰める。
数々の功績を認められたミリは、聖皇から「哲学の徒に短剣は似合わぬ」として、故郷のツァヤに生える木で作られた片手棍棒と盾を与えられ、5人目の蛇将である「水蛇将」へと任命される事となった。
なお、パママ連続殺人事件の犠牲者はツァヤを含め、アトルガンの属州で多大な暴利を貪り、汚職塗れの者たちであった。更に暗殺の犠牲者である善政者とされたアトルガンの前宰相はかつてツァヤの総督だった事があり、手柄を立てる為に新農地法で農民から財を接収し、更に手柄を立てる為に農作物の転換を強制的に行い大飢饉を起こした張本人であった。
この事で、不穏分子の増加や反皇国活動の活発化があった物の、武力で鎮圧し、重税をかけた事で損失をチャラにした。
これは皇国側から見れば「運悪く飢饉が起きた中で生まれた不穏分子を一掃して、損失もチャラにした有能な領事」として善政者と言う認識となってしまっていた。
また、暗殺にはチャクラムが使われており、特に前宰相の頸椎を切断した、その技術は不滅隊がツァヤの反乱で壊滅させたと思ったツァヤ自由軍の物であり、彼らが未だ活動している証明となった。