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概要

2006年4月20日に発売したFF11の拡張ディスク第3弾。

今までとは遠く離れた大陸に行く事もあり、雰囲気が一気に変わった(中東の様な雰囲気)


前作であるプロマシアの呪縛が低評価だったためか、コアユーザーよりはライトユーザーに目を向けたディスクでもある。

更には、プロマシアの呪縛で低評価の一翼を担った「追加ジョブが無い」と言う部分を反省したのか、3ジョブが追加されている。

ユーザーが多数参加出来るライトな目玉コンテンツ等も盛り込まれており、ジラートの幻影に次ぎ人気の高いディスク。

NPCもアクが強いながらも魅力的なキャラクターを多数生み出した。


新規エリアもミッションを少し進める必要はあるが、特に難しい事は無く開放される場所が大半。

ジラート・プロマシアを持ってなくてもアトルガンエリアに行くことは可能となっている。

レベル制限も特に無く、お手伝いも頼み易い。ミッションの難易度も極端に高い物はほぼ無い。


あらすじ

冒険者たちが所属するアルタナ四国の東方に位置するエラジア大陸。そのほとんどを領地とする大国・アトルガン皇国を舞台とした物語。

アトルガンは水晶大戦当時、友好関係にあったタブナジア候国からの再三に渡っての救援要請を無視して鎖国を貫いたため沈黙の大国と呼ばれていた。

そんなアトルガンが突然アルタナ四国の冒険者たちに向けて傭兵の急募を始めたのだが……。


追加ジョブ

青魔道士

不滅隊☆

FF5で登場した敵の技を覚えて使うジョブ。

実はジョブとして登場するのはFF6からFF11まで結構な期間が空いている。

(青魔法自体は出てくるが)

ただし、ジョブの服装としてはドミノマスクをつけた格好では無く、青い中東風の服装である。

能力としては敵の技を覚えるのは勿論だが、その覚えた敵の技を「セット」する事で初めて使える。

そして、セットした『敵の技』でジョブの能力が決まると言う風変わりな能力を持っている。

それ故に、前衛にもなれる事もあれば、回復、後衛での攻撃役も出来ると言う自由度の高さが魅力。

反面、敵の技をラーニングする必要があり、きっちりプレイしている人と、片手間程度にやってる人ではステータスからして違うため、野良パーティーなどには誘い辛い一面もあった。


コルセア

海賊猫

海賊の様な格好をしたジョブでFF11初出のジョブである。

元々はFF6のセッツァーを元に「ギャンブラー」として実装を考えていた物の、英語圏ではギャンブラーはイメージが悪いのでコルセアと言う名称になった。

能力は中衛と言った立ち回りで、ある程度の攻撃とサポートが出来る。

特に敵へのデバフや味方へのバフ能力はかなり高く、サポートジョブを白魔道士にすれば回復役すら可能。

反面、かなりギャンブル性が高く能力をフルに発揮出来るかは運が絡んでくる。

余談だがコルセアの名称は現実では16世紀頃のバルバリア海賊の呼び名であり、地中海近辺で多数の被害を出したイスラム教徒の海賊として知られている。

また、そこから命名されたアメリカ軍の戦闘機もある。(F4U"コルセア"


からくり士

【FF11 March!】マイキャラで行進!

からくり人形である「オートマトン」を使用するジョブで、ペットジョブの一種。

こちらもFF11初出のジョブ。

ジョブ自体は格闘が得意だが、ジョブ本体の純粋な能力では他のジョブに一歩劣る。

しかし、オートマトンの能力次第で使い勝手が大幅に変わるジョブでもある。

オートマトン自体は細かく指令を出す事が出来る物の、「こう言う動きをして」と言う方向性を示す程度ではある。

しかし、オートマトンのパーツや、その行動への理解が深まると思い通りに動いてくれる。

自身の装備品に加え、オートマトンのパーツを揃えるのにも手間がかかる上に、経験と慣れ、からくり士自体の情報や特性を熟知する必要があるために、FF11でもかなりの上級者向けジョブである。

(当時、大規模掲示板にあった、からくり士のスレッドは他のジョブが見ても内容が理解出来ない程に専門用語が飛び交っていた有様だった。)

上記の特性もあり、かなり扱い難い物の決して弱いジョブでは無く、使いこなせば通常のプレイヤーでは不可能な動きすら見せる事がある。

また、能力としてはオートマトン制御に関する能力で完結しているため、サポートジョブの自由度が高いのも特徴。

なおからくりサーカスみたいな人形を想像するかもしれないが、実際に操れるのはタルタル位(つまりは子供位)の身長で、小さい人形である。


新規コンテンツ

ビシージ

獣人が皇都アトルガンに攻めてきて、大規模な戦闘が町中で行われると言うコンテンツ。

大量のモンスターVS大量の冒険者と言う物でサーバー負荷の問題もあり、ラグが酷い物のお祭り感もあったせいか、人気コンテンツである。

皇都にある「魔笛」を死守するのが目的。

魔笛が奪われた場合は、奪還のために蛮族の居留地に赴く必要がある。

また、ビシージでは勝敗の如何に関わらず、街中のNPCがさらわれてしまう事がある。

この場合は対象の蛮族居留地に捕虜として囚われているので、助け出さないと、その町の機能が使えない。

(例えば、お店のNPCがさらわれると救出されるまで対象のお店が使用出来ない。)

特に無料でデジョンしてくれるデジョンタルタルや、五蛇将が囚われた場合はプレイヤー間で救出部隊が編制される事もあった。

また、蛮族居留地にある「古鏡」を砕く事で蛮族の能力がダウンする仕様がある。つまり、ビシージが発生するまでに古鏡を割り極力弱体化しておき、更には戦闘で活躍する五蛇将が囚われていた場合は助け出して置くのが勝利への近道である。

捕虜を救出した後に話しかけるとお礼が貰えるのでドンドン救出しておきたい。


アサルト

少人数で受けられるパーティーコンテンツで、出されたミッションをクリアしていく。

ただ敵を倒して行く物もあれば、指定の物を探索したり、NPCを護衛したり…と多数のミッションがある。

そのため、定石の組み合わせ以外でプレイする事もあり、普通では使用しない組み合わせが定石になったりする事もあった。

比較的ライトなコンテンツであり、ビシージとアサルトは盛況であった。


サルベージ

大人数で迷宮を探索するコンテンツ。

エンドコンテンツとしては参加は気楽に出来る物の、

クリアを目指すならキッチリと事前準備や確認が必要。

開発からはバトル以外も出来る様な物を考えていたようだが、実際にやるのはバトルが9割である。


NPC

五蛇将

五蛇将

アトルガンを守る5人の将軍達。

それぞれが、皇都アトルガンにある5つの「魔笛」を守護する役目を持つ。

皇帝直属ではある物の、本来直属は「天蛇将」のみで、時代によって変化している模様。

前代は「四将軍」だった様だ。

将軍自体が一騎当千の強さを秘めており、大量のNPCが混在するビシージの要となる。

専用必殺技まで用意されている優遇っぷりである。

これらの将軍を守りながら、敵を倒していくのがビシージのコツ。

(タルタルの将軍がいないが、これは恐らく五蛇将がビシージに関わるNPCであり、ビシージ中に視認し辛いため外されたと思われる。一応ジョーク程度に幻のタルタルの蛇将の話はスタッフから出されている。)


天蛇将ルガジーン

天蛇将ルガジーン

エルヴァーン男性であり、五蛇将を束ねるトップ。

最も過酷な戦場となる「ウルタラム大通り」を守護する。

両手剣を装備したナイトである他、装備している装束はPCに未実装の物となっている。

両手剣ナイトのため、俗にいう内藤なイメージがある物の、彼は自分の地位を省みず、身を投げうって民を救い続けた結果として聖皇の目に止まったと言う経歴がある、まさに「勇者」である。

地位を得ても、一番の激戦区に赴く熱い男でもある。

専用WSは「ビクトリービーコン」で、Vの字型のエフェクトが出る。

プレイヤーからは「ビクトリーベーコン」と呼ばれる事も。

……と、色々あるのだが、他の蛇将のアクが強いためか、上記の特徴を持っていても五蛇将の中では影が薄いキャラである。

学校で例えるなら学級委員長で熱血剣道部のイメージであり、三国志で例えるなら関羽との事。


炎蛇将ガダラル

ガダラルもきっと憧れてる

ヒュームの男性で、ジョブは黒魔道士だが両手鎌を持っている。

「羅刹」と恐れられたほどの実力者で、プライドが高く、金に群がる傭兵(冒険者)が嫌い。

反面、意外と部下思いと言う一面もある。

専用WSは「サラマンダーフレイム」。結構発動させる物の、意外と目にするのは難しい。

そのジョブのためか、高い攻撃力と低い防御力を持つ

開幕に敵の集団に範囲魔法をぶち込み、袋叩きにされて戦闘不能になるのは最早お約束。

偉そうな口調なのに、良く敵の捕虜となっている姿を見るせいで「らせつw」「が・だ・ら・るwwww」とネタにされたり、助けても戦闘不能率が高く、どうせすぐ捕虜になるからと捕虜救出を放置される事もある物の、そのネタっぷりや「守ってあげたいオーラ」が愛されているのかNPC人気投票で8位に輝いた事がある。

(五蛇将で10位内に入ったのは彼だけである)

その他、敵が来るまで延々とスパイク系魔法を使ってスキル上げ(スパイク体操)してたり、「やわらか将軍」と言う歌(やわらか戦車の替え歌)が作られた程でFlash動画も存在する。

意外と隠れファンも多くファンは「がだらー」と呼ばれる。

今現在はある程度防御力も調整された他、攻撃力も上がったので、蛮族本拠地の古鏡の数が少ない時のダメージは必見。

なお、五蛇将関連クエ実装が最も遅く、他より1年程先延ばしされていた。

(恐らくアルタナの神兵リリースの影響)

イメージは学園物なら時たま部活の助っ人を行う帰宅部。

三国志なら張飛との事


土蛇将ザザーグ

土蛇将

ガルカで、格闘武器を扱うモンク。

見た目通りの豪快な性格で、「兄貴」と呼び慕う冒険者も多い。

実際に部下の面倒見は良く、寝食を共にする程。

かつてはバストゥーク共和国で千人隊長をやっていた事がある。

その頑強さは脅威で、本当にモンクか疑わしい丈夫さでナイト並の防御力を誇る。

また専用WSである「陰流砕巌衝」を使用する。

人気投票では30位。

イメージは学園物なら、空手部で番カラで三国志なら黄忠との事。


風蛇将ナジュリス

センシティブな作品

ヒュームの女性で、弓を扱う狩人。

東方の武人「ヨイチ」と称される程の腕前を誇る。

アクの強い五蛇将の中では影が薄い物の、ガダラルの詠唱を矢を使って黙らせたり(サイレスがついている鏑矢を使用していると思われる)と、意外と面白いシーンはある。

視力が悪いのか、はたまた無いのか、足音や息吹、匂いで判断している節がある。

凛として慎ましく、意外と可愛げもあるため、ファンも多い。

また、ブラコンの一面もあり、肉親であり弟のライアーフには甘い。

専用WSは「タイフォニックアロー」

瞬間火力なら五蛇将随一であり、下手するとタコ殴りに合ってしまうので注意が必要。

ガダラルと同程度の防御力ではあるのだが、遠距離攻撃が主体となっており、こちらは死亡率も低く「やわらかい」と言うイメージがあまり無かったりする。

どんだけ柔らかいんだガダラル。

こちらもガダラルと同じく、蛮族の古鏡が少ない時には破格の強さを見せる。

元々の性は「タイラ」だったが、色々あり、現在の性は「パレビア」である。

イメージは学園物なら、風紀委員で弓道部。三国志なら趙雲との事。


水蛇将ミリ・アリアポー

いつもありあぽう

ミスラで女性の五蛇将で、ジョブは白魔道士。

魔笛の最終ラインを守っており、彼女の所まで敵が侵入した時は皇都陥落の一歩寸前である。

自己強化魔法の他、高位の回復魔法や状態異常解除魔法を使う他、ヘキサストライクで敵を撲殺するスーパー白魔道士である。

固有WSは「スカウリングバブル」

アトルガンの属国の出で、祖国の期待を一身に受けている。

ガダラルの様に、ツンケンしている姿を見せる物の、それは自身の弱気を隠すためである。

そのため、ガダラルとは違い捕虜になった時は一転弱気な姿を見せる事がある。

「僕っ子」「猫耳」「ツンデレ」の三種の神器を持っており、その「あざとい」と言われかねない萌えの塊に射抜かれたプレイヤーも多い。

捕虜になった際、助けられる将軍筆頭なのは間違いがない。

ビシージ勝利時の名乗り上げは必見。

実は、五蛇将の中でも一際重い過去があるキャラでもある。

人気投票では23位で、30位内に入ったのは彼女以外ではガダラルとザザーグのみ。

イメージは学校で言うなら科学部か写真部のツンデレ部員。

三国志で言うなら我が道を行く馬超との事。


その他のNPC

ナジャ・サラヒム

FFXI ナジャ

傭兵会社「サラヒム・センチネル」の社長。

手に持ったモーニングスターがトレードマーク。

かなり強欲で、理由をつけて報酬のピンハネを行うのは日常茶飯事であり、部下の「アブクーバ」を良く怒鳴りつけている。

そのためか、ユーザーからの評価はマチマチではあるが、ウィンダスの悪魔よりはかなりマシである。

強気な姿勢で怒鳴り声を上げる反面、物怖じせず、理路整然と反論する相手はやや苦手。

金にがめついのには勿論理由があるので、是非ミッションを進めてみよう。

お化けが苦手だったり、ファッションショーを開いたりと意外とお茶目な面がある。


人気投票では5位に輝いた。


サラヒム・センチネル社訓

その1「できないなんて言わない」

その2「社長不敬は災いの元」

その3「会社の歯車王を目指す」

その4「泣きっ面にトゲ」

その5「失敗は減給のもと」


………ブラック企業ですね。


なお胸は貧乳…。


アフマウ

あふまう

無手の傀儡師の異名を持つ、白装束の少女。

普段は聖皇の横に従事している大人しい少女であるが、赤い衣装に着替えると

やんちゃに皇都を走り回る姿を見せる。

(この時「表着!」と言う台詞を言うが勿論元ネタは…。)

それなりの地位であるにもかかわらず、護衛も無しに皇都を走り回るので、周囲を良く振り回している。


ゲッショー

古風な侍のヤグードであり、人間に友好的な獣人。

尊大な態度の者が多いヤグードだが、ゲッショーは礼節が正しい。

アトルガンの門で門前払いを食らったり、ナジャ社長に頭が上がらない他、キキルンから羽根をむしられたりとネタになるシーンが多い。


ラウバーン

皇都を守る不滅隊の隊長であり、その過去を含めて正体は不明。

瞳にはアーリマンの瞳を移植しており、催眠術などで人を操る事が出来る。

不滅隊でも屈指の実力者であるが、ミッション中にプレイヤーと対峙し幾度も戦う事になる。

尚、FF14にも同名のキャラクターが登場する。(こちらも不滅隊の隊長)


ナリーマ

ナリーマさん

不滅隊でアズーフ島監視哨の駐在員。

種族はヒュームの女性。

特に重要NPCでは無いのだが、ややダウナーで病んだ言動をする人物である。

冒険者に対してはただの注意ではあるが「消すわよ」と言う反面、贈り物を届けると目に見える程喜んでくれる。その危ない雰囲気が刺さったのか意外とプレイヤー人気が高い。

そのせいか、彼女が関わるアサルトが2つもあったりする。



獣人

ラミア族

某スレ用年賀状

「死者の軍団」を編成して皇都を襲う獣人。

人間を殺害した後はアンデッドとして酷使する。

皇都進軍が速い他、一部のモンスター範囲魅了を使うため、ビシージを襲う獣人の中では一際厄介。

更に本拠地のアラパゴ暗礁域が非常に厄介な場所なのもあって、捕虜救出や魔鏡破壊が進まない。

元々は獣人では無く、皇国が生み出した合成獣(キメラ)であり割と攻められるのは自業自得感がある。


マムージャ族

まむじゃん

「マムージャ藩国軍」を組織して皇都を襲う獣人。

トカゲ人間のようであるが、各部族に特徴がある。

全体的に攻撃力が高く、範囲攻撃を多用する者も多い。

そのため、油断すると一気に死屍累々の状況が生み出される。

人間は「鱗無き者」として軽視する存在である。

双頭のマムージャが頭目。

彼らに囚われると「壷人」と言う奴隷にされる事があり、雑務の他、彫金や鍛冶を行わせる事もある。

貴重な技術を持つ者は重宝され丁重な扱いを受け、富豪の様な生活をする者もいる。

反面、壷人になる事を極度に恐れる者もいるので実態は良くわかっていない。


トロール族

トロール

巨躯の巨人族であり、本来は別の地に住んでいたが傭兵として出征する事も多かった。

「トロール傭兵団」を率いて皇都に攻め寄せる。

ボムを引き連れているため、油断がならない他、非常に頑強な者が多い。

特に「関羽」「ゼットン」と呼ばれる大ボスは非常にタフで、まさに一騎当千の強さを誇る。



余談

  • 今回の拡張から、フライングゲットをしても先行する事は出来なくなった。しかしながら、ログイン戦争は緩和されたとは言い難く、仮に入れても切断を食らい、再度数時間のログイン戦争に参加すると言う事態も起きたために「アトルガンの悲報」と呼ばれてしまう一面もあった。多少マシになるまでに1週間。そして安定するまでにはおよそ1か月かかっている。
  • 目玉コンテンツのビシージは初期はバグがあった他、サーバーメンテナンスが間近でも攻め込んでくると言う仕様だったため、2023年の時点で最初から無敗で防衛しているサーバーは皆無である。しかし、初期のバグで間断無く獣人が攻めてくる中で、13日間の激闘を繰り広げ陥落を防いだディアボロスサーバーの「ボロ鯖13日間戦争」や最初期から無敗で3000勝以上(3166回)を記録したセイレーンサーバーの「無敗伝説」等、多数の伝説を作り上げた。(セイレーンサーバーは1回陥落した以降は陥落させず、2022年に6834連勝かつ、累計1万回防衛を達成した。)
  • ビシージは数多くの調整を繰り返されていたが、プロマシアの呪縛のディレクターである河本氏がバージョンアップディレクターになった途端に難易度が上がると言う事態が発生し、騒ぎになった。しかしながら河本氏がビシージに関わったと言う確証は無く、ユーザーの推測でしか無いのは留意する必要がある。以後も様々な調整が施されて、ある程度良い難易度に落ち着いた。
  • この時期に両手武器が全体的に強化された。元々両手武器は攻撃速度は遅いが攻撃力は高い物だったが、溜まるTP量が片手武器と一緒であり、単純に片手武器の2分の1の速度でしかTPが溜まらなかった事に加え、両手に片手武器を持てる「二刀流」もあったために、弱い部類の武器であった。そのため、TP量を攻撃速度に合わせた上で、命中率と攻撃力をアップさせた上で「グリップ」と言う強化パーツをつけると言う強化策が取られた。この強化は当時のスクエニのアッパー調整としては珍しくプレイヤー側に絶大な効果をもたらした。それまで命中率を気にしていた装備や食事をしていた両手武器のジョブが、命中率を気にせず、攻撃力を伸ばせば良くなったために全体的にダメージが圧倒的に伸びたため、全体的には歓迎され「神パッチ」と呼ぶ声も多かった。しかし、それまで優遇されていた片手武器主力のジョブからは不満の声が上がり、賛否両論の論争を巻き起こしてしまい、僅か3か月後にはナーフされてしまった。(そもそも、サービス開始から数年間にわたる両手武器不遇の時代だった訳だが、たった3か月で黄金時代が終了してしまった)これで適正と言う声の他、不当な弱体と言う声もある。そもそも「あらゆる面から検討した結果」追加された強化を3か月で無かったことにされた事は開発にも多大な責任がある。また、上記の強化を元に一部のWSの命中率を下げる調整がされていたが元に戻すのを忘れており、元に戻す際に「ペナルティを撤廃」と悪い事をした罰則の様に表現したため、再度炎上する事になった。
  • この拡張ディスク位から、多くの装備品の装飾が細かくなった。このためPCでは綺麗に見える物の解像度の低いPS2からは細かい装飾が潰れて見えると言う事もあった。また色使いがケバい紫の物が多かった他、黒に金と言うデザインも多く、紫色の装備は巣鴨にいるおばさんが着そうな装備として「巣鴨装備」と言われたり、黒に金は仏壇の様だったため「仏壇装備」と揶揄される事もあった。(実際かなり特徴的な装備品のため、グラフィック上の好き嫌いはわかれるタイプの装備品である。)当時開発陣で良く名前が出ていたグラフィックデザイナーの「生江亜由美」氏のせいと言われていたが、近年になって、装備品の配色等に関して彼女はノータッチだった事が語られた。
  • 第二のレリックである「ミシックウェポン」に必要な「アレキサンドライト」に必要な量が法外として「アレキサンドライト終身刑」と言われた事がある。これはミッションクリアに必要なアイテム数が「50000個」を要求されるのに加えて、1日1回の対象コンテンツで手に入るアレキサンドライトが参加者全員で10個程度であった事があげられる。これは仮に1日1個手に入れる事が出来た場合は137年かかり、仮に運よく10個全部で手に入ったとしても14年かかる量である。流石にマズいと思ったのか「30000個」に低減された他、まとまった数のアレキサンドライトが手に入る代替アイテムも実装され一応の落ち着きを見せた。しかしながらそれでも常人なら2~3年頑張れば何とか、と言うレベルではある。一応他者との売買が出来るため、買って集める事も視野に入れた調整としていた様で廃人では1年未満で作成した者もいる。ただ、必要数が非常に多い事に変わりは無く極端な延命コンテンツと受け取られてしまい、批判されてしまったのは否めない。
  • FF14に登場する要素が散見される。からくり士のオートマトンはFF14の彫金師クエストに登場する他、不滅隊のラウバーンや、ヤシュトラ中隊長等。ただし、ラウバーンは屈強な体躯でも無く、ヤシュトラはミスラ(ミコッテ)では無く、ヒュームの髭おじさんである。また、蛮族のキキルンの他、ラミアやマムージャ族も登場する。

関連イラスト

はやくメモメモにゃ!アトルガンの秘宝

FF11ナジャアトルガンち 五蛇将


表記揺れ

アトルガン


関連タグ

ファイナルファンタジー11


【追加ジョブ】

青魔道士コルセアからくり士


【主なNPC】

アフマウラズファード

ルザフ

不滅隊』 リシュフィー

五蛇将』 ルガジーンザザーグナジュリスガダラルミリ・アリアポー

『サラヒム・センチネル』 ナジャ・サラヒムナジャ社長


オートマトン】 アヴゼン メネジン


ライファル カラババ キング・オブ・ハーツ


【FF11表記ゆれタグ】

ファイナルファンタジー11 ファイナルファンタジーXI FF11 FFXI

【拡張ディスク】

ジラートの幻影プロマシアの呪縛アトルガンの秘宝アルタナの神兵 アドゥリンの魔境

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