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ムーンサルトプレス

むーんさるとぷれす

ムーンサルトプレスとは、プロレス技の一つであり、試合を締めくくるフィニッシュホールドの一つである。 様々な派生技があるが、ここではマットに寝かせた相手にコーナーポストから飛んで行きそのままフォールに持ち込む形の物に限定する。

TV初公開は初代タイガーマスクブラックタイガー戦。形は純粋な後方宙返りではなく振り向きざまのボディアタックに近い斜めの軌道を描くものであった。(所謂ラウンディング・ボディプレス)

そのため初代タイガーマスクが元祖と思われているが、実戦で初めて使ったのはジョージ高野である。


その後しばらくは使い手が現れなかったが、武藤敬司が新人時代から積極的に使い始め、以後小橋建太金本浩二(3代目タイガーマスク)、意外なところではクラッシャー・バンバン・ビガロビッグバン・ベイダーといった超重量級の選手がここ一番で使うようになった。

伸身後方宙返りで相手を押しつぶす技のため膝の負担が非常に大きく、武藤も小橋も数度の手術を行うほどである。


特筆すべきはリコシェの「ダブルローテーションムーンサルトプレス」。なんと、抱え込み後方二回宙返りからのプレス技である。

決まれば必殺に近いが超大技であるため繰り出すまでが長く、相手に防がれてしまうことも少なくない。

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