プロフィール
スペル | May Riddell Archelot |
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誕生日 | 5月1日 |
血液型 | ?型 |
身長 | 162cm |
体重 | 50kg |
スリーサイズ | B/W/H |
好きなもの | なし |
嫌いなもの | たいていのもの |
魔術系統 | 近代黒魔術 |
魔術回路・質 | A |
魔術回路・量 | D |
魔術回路・編成 | 正常(若干、変異の兆しあり) |
声優 | 高森奈津美 |
概要
『魔法使いの夜』ゲーム内の番外編「誰も寝たりしてはいいけど笑ってはならぬ」で本編とは何の脈絡もなくいきなり登場する謎のキャラ。久遠寺有珠の幼馴染であり、自称ライバル。通称「リデル」。あるいは「ピンク女」。
略歴
幼少時に久遠寺有珠と親交があり、なんやかんやで今はライバルを自称している。リデルの父親は子供の頃に迎えた義父にあたり、義父との初対面の時にリデルは有珠の使い魔・プロイキッシャーを使っておめかしをしようとしたが、借りた香水のプロイ「ゴブリンフロン」は「一日中悪口とスラングしか言えなくなる」という効果だったため、酷い目にあったとか。
現在は魔術師として以外にも、世界的なアイドル「リデルリドル」として活動している。本人いわく「忙しくて引く手数多、史上初の億超えウィッチ、自他共に認める協会ナンバーワンのアイドル」。莫大な収益を稼ぎ出し、父親はリデルに頭が上がらない。一時期、父親の仕事の付き合いの関係で、槻司鳶丸の家にホームステイしていた。
なおロード・エルメロイⅡ世の事件簿で、アーシェロットは時計塔で植物科のロードを務めていることが判明している。彼女が本家筋かは定かでないが財力や魔術師としての力量は本物と思われる。
人物
とにかくピンク。ピンクのツインテール髪に、ピンクの衣装に身を包んでいる。少々タレ目気味。身勝手で我儘な、典型的なお嬢様。鳶丸いわく「関わったら破滅する系の女」。ハイテンションとローテンションを行き来する躁鬱の気がある。
カネに物を言わせて我儘をゴリ押しすることがしばしばあり、よく父親を困らせている。以前有珠から、決して手放さないはずのプロイキッシャーを買い取っている(有珠は迷惑に思っているが、リデルの方は気付いていない)。
有珠曰く、「資本主義の犬」。有珠になにかとちょっかいを出しているが、返り討ちにあってしまう役どころ。
ルゥ=ベオウルフからは「産業革命の陰でポッと発生した煤の魔女の末裔」と呼ばれている。この発言のニュアンスは「煤の魔女の末裔が産業革命の時期に魔術協会で頭角を現した」とも、「産業革命の時期に煤の魔女が産まれ、リデルはその末裔である」ともとれるが、どちらが正しいのかは不明。
Fate/GrandOrderの第二部六章で魔女が人間とは違う生き物であることや、転身し人間になることで魔女としての在り方を放棄することがあると判明しており、リデルも彼から「格落ち品」と呼ばれていることから「煤の魔女が産業革命の時期に人間に転身し、リデルはその末裔である」という風にも捉えられる。
能力
近代黒魔術を使うらしいが、詳細は不明。自称「希代の天才マイスター、新世代の魔女」。
作中僅かに描写されているところによると、自らの魔術(あるいは所有するプロイキッシャー)を「ゴブリン」および「ゴブリンネスト」と呼んでいる。「雨に濡れないのはゴブリンで弾いたからだし!」という雨避けの効果、「いいわよ、ヘリでしょ、お望み通り呼んでやるわよ。アタシのゴブリンネストを舐めるんじゃないっての!」と言い放った後の父親との通信(時代的に携帯電話はない。傍らで聞いていた久万梨金鹿はリデルが独り言をいっていると認識している)の効果が確認できる。両者が別々のものなのか、あるいは一つの能力の別の側面なのかどうかは不明。
人狼であるルゥ=ベオウルフと戦ったことがあるらしく、「アンタの弱点なんて分かってんだから。また返り討ちにされて、ネズミ大の大きさにしてほしいワケ?」と発言している。
現在の魔術基盤に依存する魔術師では倒せないはずの彼を返り討ちにできた理由は不明。リデルが魔女の末裔であり、魔女が時計塔より古い門派とされることから、アーシェロットの魔術は現在の魔術基盤にあるものより古い神秘であり、それ故に彼にも通じたなどの可能性が考えられる。
また、久遠寺邸の面々を皆殺しにしようとしたことがあるとのこと。これは「なんでアタシが、アンタらを皆殺しにしようなんて思うのよ!?」というリデルの言葉に対して草十郎と有珠が「いや、思ってたじゃないか、実際」「ええ。したわね、実際」と返していることから驚くことに成功していると見ていいだろう。詳細は分からないため、奈須きのこが魔法使いの夜2を書くことに期待するほかない。
その他
芸能活動をしている魔術師はジャンマリオ・スピネッラ等がいる。とはいえ彼は人気も家柄もリデルには遥かに劣る。
TYPE-MOON作品の魔術世界において、自分たちの手で法政科とは別に情報を制御したいという勢力は、彼ら以外にもそう多くないながら存在している。
基本的に現代科学やマスメディアに手を出すのは新世代(ニューエイジ)と呼ばれる、歴史の浅い家系の魔術師に見られる傾向だが、アーシェロットは政治的な立場として貴族主義に属するにもかかわらず『ずいぶん前からテレビメディアに手を回している』とされる。
なお、魔法使いの夜が80年代後半の出来事であるのに対し、ロード・エルメロイⅡ世の事件簿は2003~04年の時系列である。事件簿内で『十二の君主でも、アーシェロットの当主などは流行ものに目がないことで有名』とされることから、この頃にはリデルが植物科のロードになっている可能性が高い。