プロフィール
誕生日 | 5月25日 |
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身長 | 191cm |
体重 | 79㎏ |
好きなもの | 平等 |
嫌いなもの(どうかと思う言葉) | 責務 |
趣味 | 鍛錬 |
特技 | 一刀 |
CV | 手塚ヒロミチ |
三咲町に古くからある合田教会の司祭代理。
略歴
合田教会の司祭代理にして神父。本人曰く「肩書だけの司祭なので、呼称は神父で結構」。穏やかな性格だが、時折辛辣な苦言を発する。
蒼崎家とは古くからの付き合いがあり、魔術は学んでいないものの一時期は蒼崎に弟子入りしていたおり、蒼崎橙子の兄弟子にして、彼女の初恋相手。久遠寺有珠からは非常に嫌われている。
ベオや橙子からすれば敵よりの人物。作中時点で橙子と顔を合わせているが中立を貫いており、教会への報告も彼に一任されていることから蒼崎青子や久遠寺有珠と交戦中の『異端者の所属は不明』ということになっている。
周瀬唯架とは所属が別であり、戦闘能力こそあれど彼が代行者であるかどうかは不明。
人物
町中でもマントを羽織って歩いている。敬遠されていないのかというと、既に皆慣れてしまったらしい。また、この格好についても「得物を差していてもバレないでしょう?」と発言している。
蒼崎橙子曰く、『幸福(そういうもの)を信じていない悪魔』。幸福のカタチは二つに大別でき、それが『相対的なもの』と『絶対的なもの』(自分が穏やかであれば幸福なのか、どんなに満ち足りていても他人より劣っていては我慢できない人間なのか)であるとしつつ、「幸福の定義なんて、詰まるところはその二つですよ。私が言うまでもありませんが───多くの人間は、ただ、他人(ひと)より少しだけ幸せでありたいのです」と涼やかに笑い、口癖として幸せの定義を語りながらおおよそそれを信じていない。
徹底した利己主義者であり、「神父は悩みを暴くのが仕事ですから」と口にしつつ「大抵は暴くだけで埋めるのに失敗するんですけどね」と後のことは考えない。
シリアルキラーに近い人間性をしており、そのあり方は『戦う理由も、戦う相手も要らない。因縁も憎悪も要らない。ただ「口火を切る」瞬間だけを待つ自動機械(オートメイション)』『人を斬ることについて考察さえしない、鍛え上げられた"殺人検証"の化身』であるとされる。
かつて蒼崎橙子の祖父を斬り殺したのも"相手が隙を見せたから、勝てると確信したから斬った"のではなく"今の自分の気持ちなら斬れると思ったから斬った"のであり、弟子入りし、交友を深め、唯一無二の友人関係を得たことは嘘ではないが、それでも何の前触れも躊躇もなく一刀のもとに処断している。
能力
マントの下に得物を隠して武装している。蒼崎橙子には帯刀していることを見抜かれはしたものの、彼女が見抜いたのは『一本、それも短刀』くらいの認識であり、実際には『長物を三本ほど』隠し持っていた。
もし橙子が彼の武装を正確に見抜いてしまっていた場合は戦いの火ぶたをゼロコンマで切っていたとされており、その場合はどちらが生き残っているかは橙子ですら予測できない。このことから認識の一枚上を行かれたことについて橙子は心底憎たらしいと思う反面同時にホッとしている。
静希草十郎と同じく、"毒を毒と思わせない"タイプの人間。橙子と対面しているときも彼には敵意が一切なく、遠くから様子を覗いていたルゥ=ベオウルフも『どこからどう見ても一般人』『蒼崎橙子が遅れを取る可能性など皆無』と思っていた。
作中全体を通して戦闘描写こそないが、橙子の祖父の肉体を破壊した時のそれは「神技」と称されており、相当な実力者であることが窺える。
蒼崎のもとに弟子入りしていたものの魔術は習っておらず、あくまで精神修行が目的であったとされる。なお、橙子の祖父は彼に肉体を破壊こそされはしたものの半ば霊体のような形でまだ生きており、蒼崎青子が後継者に指名された場にも立ち会っているなど関係は途絶えていない。
余談
演者の手塚氏は劇場版『Fate/Grand Order 神聖円卓領域 キャメロット』前編にも難民の男性の役で出演している。