概要
牛に似た悪魔。アザゼル篤史とベルゼブブ優一の幼馴染で「モッさん」と呼ばれている。
下の名前は、『good!アフタヌーン』8号に掲載された出張版(漢字名は単行本4巻通常版の帯の紹介文)の中で判明した。
ベルゼブブを召喚しようとした佐隈りん子が魔法陣内の文字を書き間違えたことで召喚された。この時に芥辺に泣かされ、心を折られたことで主従関係を結んでしまう。
芥辺以前の契約者は不明だが、その依頼によりモルモッソイ共和国の大統領を暗殺している。
ちなみに、この依頼の時のイケニエとして、かの有名なホープダイヤを捧げられているのだが、その呪いは悪魔すらも例外ではなかったようだ。
この漫画内では珍しく、ちゃんとした「悪魔らしい」悪魔。何事も力ずくで解決するタイプで、その行動は常に暴力を伴う。
職務にも忠実で、グリモアを入手されてからは文句一つ言わずに芥辺に従っている。その一方で、ろくなイケニエも用意せず無意味な召喚をした佐隈を牛に変えようとしたり、能力を発揮する機会が無くなったと分かるや怒りを顕にしたりと、悪魔としてのプライドの高さがうかがえる。
後に天使サリエルにグリモアを回収され、志半ばにして死亡してしまう。アザゼルやベルゼブブは涙を流して彼の死を悲しんだが、彼が「哀☆カレー博」のイメージキャラクターになると、掌を返したように彼のぬいぐるみを破壊した。
また、このぬいぐるみをきっかけに、読者から「ぬいぐるみほしい!」という声が殺到したため、4巻限定版付録のストラップにも彼が採用され、水をあけられたアザゼルは大変根に持っている様子。
さらに作中でも登場当初のぬいぐるみはプレミアがつき、人気の一人歩きで彼をモデルに『もももももっさん』という「お調子者のブタやろう」と「クールなチキやん」との3匹で、彼らをカレーの具財にしようと付け狙うインド人から逃げるだけというストーリーのアニメが製作され、大人気となっている。ちなみに製作者サイドはなぜこの作品がウケているのか分からず、首をひねっている。
職能
暴虐。劇中でその詳しい内容が描写されることはなかったが、アザゼルとベルゼブブはこの職能を発揮されることを恐れていた(しかし実はアザゼルは詳しい能力の内容を知らなかった)。