「よろしくっ!」
概要
第四東高等学校に通う金髪ベリーショートにメガネを掛けた女子高生。
デビルハンター部の入部試験に参加した三鷹アサと吉田ヒロフミ、2名と組む。
ヨルの勝手な行動により気まずくなってしまったアサと吉田間の空気(アサの一方的な恥じらいによるものだが)を和ませたりなど、空気の読める明るいムードメーカーである。
等身大の高校生らしく、流行りものであるチェンソーマンを好む。
自宅はそこそこのボロ屋であり、あまり裕福な暮らしは送れていないようだ。
武器を扱った戦闘シーンは特にないものの、部での活動時は片手斧を装備。
とある一件により一部のクラスメイトから目の敵にされているアサの事を気に掛けており、靴に生肉を入れられるという嫌がらせを受けたアサを見かねて靴を譲る心優しい一面を見せる。
またこの際、アサに一度靴を受け取るのを拒否されたことに対し「自分がやりたい事だから」と言い、良い方面でのエゴを通すなど親切心や善行に対して彼女なりのポリシーを持っていることが分かる。
ユウコの優しさに触れたアサは彼女を親友として受け入れようとするが……。
以下、ネタバレ注意
アサは、ユウコの見舞いの為にユウコ宅を訪れる。
そこでユウコは、アサに殺人を犯したことを打ち明ける。
それもまたアサにとっては衝撃的なものであった。が、直後ユウコの口から更に衝撃的な告白をアサに告げられたのであった。
「私ね!昨日正義の悪魔と契約したの!」
「私がアサちゃんのイジメを無くすから明日はアサちゃん学校来ないで」
なんとユウコは正義の悪魔と契約してしまっていた。
翌日、遅刻して登校するユウコ。
ヨルとの対話も虚しく、契約した正義の悪魔の力を振るいアサにいじめを行った生徒を惨殺していく。
正義の悪魔の力である「読心能力」は強力であり、デビルハンター部員を圧倒する強さを見せつける。
彼らによって触手の一部が切断されるも、それを武器化しようとするヨルの作戦まで能力で見抜き、振り払う。
勝利を確信し、一度殺し損ねたいじめっ子を殺そうとするが、アサが作り出した制服強強剣のひと振りに切り刻まれ敗北。
したかに見えたが…
たった一人の親友を殺し罪悪感に暮れるアサが
「死なないで!」
と叫ぶやいなや、そこに現れた謎の女生徒。
彼女がユウコを生き返らせてほしいというアサの願いを聞き入れたことで、彼女の力によりユウコは校舎を半壊させるほど巨大化、復活する。
校舎を破壊せんと暴走するが、この騒ぎに駆けつけたチェンソーマンことデンジと対峙、戦闘となる。
チェンソーマンのあまりの強さに圧倒され、奥の手である「心を読む能力」を使うも読み取れないことに困惑するユウコ。
なぜ読めないのか?答えは単純。
なんと デンジは端から戦闘方法など頭に入れていなかった のだ。
「自分の正体をいかに自然にバラそうか」ということ以外何一つ考えてなかった というギャグ漫画もビックリなオチであった。(デンジ曰く、「チェンソーマンだとバレたらモテる」かららしい)
そして抵抗虚しく全身を切り刻まれてしまう。
しかし、間一髪死を免れその場を後にする。
その夜、アサの家を訪ねるユウコ。
アサは驚きつつも再会を喜ぶ。
ユウコは唯一の親友であるアサに正義の悪魔と契約を交わした本当の目的、自分の本心を打ち明ける。
ひとしきり話し合い、笑い合った後、立ち去ろうとするユウコを引き止め、いつか貰った靴を渡すアサ。
ユウコはいつかまた靴を返すと約束しアサのもとを去る…。
その後、とある建物の屋上にて…
ヴヴン
とモーター音が低く唸る。
その刹那、ユウコはチェンソーマン(?)らしき影に首を切断され殺害されてしまう。
このコマの前にデンジは床に就いている為、このチェンソーマンがデンジではないことは明白であるが、果たして…?
余談
容姿が第一部にて登場した公安の日下部に似ており、一部のファンからは彼の「妹」ではないかと噂されていたが、「親」を悪魔に殺されているという点から、妹ではなく娘ではないかという説が主流になりつつある。