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概要

天挑五輪大武會決勝戦に、主催者藤堂兵衛の私兵集団・冥凰島十六士の三番手として登場した。

インドに伝わるラーマ・ヨガの秘行を極めており、骨格や頭髪を含めた肉体の全てを自在に変形させる能力を持つ。

作中では愛象パンジャブと共に男塾チームの月光と対戦。

月光の奇策によりパンジャブを喪うも、ラーマ・ヨガによる急所攻撃の回避と張発筋彪射により月光を返り討ちにする形で勝利。

その後は飛燕と対決し、月光のダイイングメッセージから突破口を得た飛燕の奥義・無明透殺の前に敗れる。

敗れはしたものの、飛燕は月光を、自身は最愛の象であるパンジャブを喪った事で、飛燕からは「私達に憎しみは有りません……!!いい勝負でした……!!ただ、それだけです……!」と言われ、

マハールも飛燕に対し「フッ……お おまえはいい奴だな……!!」と称えた。

遺された死体はそのままゴバルスキーの操るシベリアオオカミに食べられてしまい、Jが闘場に上がった際は既に髪と装飾品を除いて白骨死体と化していた。

  • ラーマ・ヨガ

3000年の歴史を持つ、インドに伝わる現代の神秘。世界の奇跡、肉体の極限ともいわれる。別名「黒ヨガ」。

脅威の殺人格闘技として発達し、一人で千人の兵にも匹敵する戦闘力の凄まじさゆえに時のマハラジャ達に弾圧され継承者は絶えたと伝えられている。

  • 張発筋彪射(ちょうはつきんびょうしゃ)

ラーマ・ヨガ奥義。敵の武器攻撃に対し筋肉を変化させ突き刺さったと見せかけ、その反動で敵の武器を発射して攻撃する。

更に敵を油断させるために血糊も用意しておくという二段構えの技。

  • 如意驍髪襲(にょいきょうはつしゅう)

ラーマ・ヨガ極奥義。頭髪の長さを自由に伸ばし、鋼のように硬質化させる。

刺突攻撃の他、自在に動かして敵に巻きつけることも可能。

  • 藭嵐伸爪貫(きゅうらんしんそうかん)

ラーマ・ヨガ超奥義。己の意思で一瞬で爪を伸ばし敵を貫く。

  • 操象戮狟闘法(そうぞうりくかんとうほう)

古代インドに於いて幻の秘闘法といわれた象を操る技。

象の欠点である鈍重な動きを特殊な訓練方法により恐るべき敏捷性を身につけさせ確立したもの。

古代インドでは象の多寡で勝敗が決するとさえ言われた。

ちなみに英語で象をエレファント(elephant)というが、これは当時象の訓練をインド洋上のエレファン島で行っていたのが語源といわれる。

パンジャブ

マハールの愛象。通称は「密林の悪魔」(マハール談)。

額には戦歴を物語る勲章として、葬ってきた人数と同数の107個の印が刻まれている。

その巨体とは裏腹に非常に高い機動力を誇り、鼻の力で大ジャンプをして巨体に物を言わせた押しつぶし攻撃や、晨襣張を使ったトリッキーな攻撃で月光を追い詰めるも、暁闇紅漿霧の血煙で姿が上手く見えなかった事が災いし、突撃した結果、そこは足場がない奈落(底は溶岩)であり、月光は崖に突き刺した棍の上に立っていた。

マハールは落下するパンジャブから何とか闘場へ復帰するも、一方のパンジャブは耳と前脚を必死に羽ばたかそうとするも飛べず、そのまま涙を流しながら奈落の底の溶岩へと落下死した。

月光からは「さしもの化物象もダンボの様に空を飛ぶ事は出来なかったな………」と痛烈な皮肉を吐かれた。

  • 晨襣張(しんびちょう)

操象戮狟闘法奥義。

普通の象は鼻を一瞬だけ倍程度の長さに伸ばせるが、パンジャブは天性の素質と修練により10倍の長さまで伸ばせる上にその状態を維持することができる。

殺傷力を高める為、鼻の先にトライデント状の穂先を装着し攻撃する。

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