ラストバトル!
らすとばとる
一般的な意味のものについては→ラストバトル
通常罠(禁止カード)
自分のライフポイントが1000以下の場合、相手ターンにのみ発動する事ができる。
発動後、自分フィールド上に存在するモンスター1体を選択し、
そのモンスター以外のお互いの手札・フィールド上のカードを全て墓地へ送る。
その後、相手はデッキからモンスター1体を表側攻撃表示で特殊召喚し、
自分が選択したモンスターと戦闘を行う。
この戦闘によって発生するお互いのプレイヤーへの戦闘ダメージは0になる。
このターンのエンドフェイズ時、
どちらかのプレイヤーのみがモンスターをコントロールしていた場合、
そのコントローラーはデュエルに勝利する。
それ以外の場合は引き分けになる。
当時の環境では、博打性があるものの即座に特殊勝利できる一発逆転を秘めたカードとしてデザインされたのだろう。
だが、効果テキストで色々と抜け穴があったため、その抜け穴を悪用する使い方が目立ったことから禁止指定となった。
お互いのモンスターを1体ずつ選ぶが、自分はフィールドに存在する中から残し、相手はデッキからの1体を「特殊召喚」する形となっている。
だが「特殊召喚」がミソで、特殊召喚の手段自体を封じてしまえば無条件で勝ててしまうのである。
つまり昇霊術師ジョウゲン・フォッシル・ダイナ・パキケファロなどを残せば勝ちが確定するのが強力の一言。
そうでなくても、近年は罠カードの効果を受けないモンスターも台頭してきたので、あらかじめこれらのモンスターを並べておけば劣勢からでも引き分けに持ち込めるため、禁止されるのは当然である。
また、このカード1枚だけで勝負の結果が即座に決定してしまう、というのも問題である。
発動する前までのプレイングに関係なく罠カード1つで勝敗が決まってしまっては、もしこのカードを発動された側で勝ったとしても如何ともし難い気持ちになるだろう。
そういったゲーム性を損なう点も禁止されるに至る大きな理由の1つと考えられる。
どちらもスピリットモンスターの最上級モンスターだが、両者とも特殊召喚不可能なカードであるため、イラストを再現した「ラストバトル!」はできない。