概要
冬戦争では試作型の2挺が戦闘に投入され、ソ連軍の戦闘車両に威力を発揮した。
続く継続戦争では約1800挺あまりが生産され、ソ連軍のT-34やKV-1に代表される新型戦車相手には力不足でありながらもキャタピラや燃料ブロックを狙った攻撃でそれなりに戦果をあげている。
65口径長と言う長大な銃身を持つことから“ノルスピィッシィ”(象撃ち銃)とのニックネームが付けられている。また銃の下部に雪中でも移動が容易に出来るようにソリが付けられている。
継続戦争当時は対戦車用途の他に現在の対物ライフル同様、トーチカや機関銃座の狙撃に使用された。
1944年にはフルオート化したものを専用の銃架に2艇搭載したIlmatorjuntakivääri L-39/44が対空機関砲として使用されている。
1960年代には主力から外れて対ヘリ用火器となったが、千艇ほどがコレクター向けにアメリカへと輸出された。
1988年に完全に配備解除された。
データ
全長 | 2,240mm |
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重量 | 49.5kg |
口径 | 20mm×138 |
装弾数 | 10発 |
創作における活躍
小説仮面ライダー鎧武
凰蓮たちが反国王派の武装グループのアジトを襲撃する為に用意。2010年代となっては骨董品であるが、今でもアーマードライダ-に対しても通用する威力を誇り、最新の狙撃用スコープを装着できるように改造を施された。本作ではニトロプラスの作品の例に漏れずM82等の実在する銃器を出している。