概要
アニメ『リコリス・リコイル』に登場するDA(Direct Attack)所属のエージェント、または彼女たちをまとめた実働部隊の総称。
教育訓練を施し育成した高校生程度の少女たちによって構成されている。また、構成員は全員孤児であり戸籍を持たされておらず、活動は基本的に日本国内に限定される(パスポートを取得・使用して海外へ渡航できないため)。また、彼女たちは正確な生年月日を知らないため、「DAへの登録日」を便宜上の誕生日としている。
明治政府設立以前から存在していた影の組織『八咫烏』直属の女系暗殺部隊『彼岸花』を前身としており、現在においてはヒガンバナの学名(Lycoris radiata)からリコリスと呼ばれるようになっている。
活動内容
主な武器は拳銃(GLOCK21)で、上記のとおり殺人が許可されているため、実情を知る者からは『殺し屋』『処刑人』と揶揄されることも少なくない。また、テロの鎮圧などの大がかりな任務を行う際には、サブマシンガン(クリス・ヴェクター)などを扱うこともある。
戦闘技術・身体能力はもちろんのこと、語学(少なくともロシア語とフランス語)や車の運転技術もスキルとして叩き込まれており、実際にたきなは16歳にして乗用車を運転可能である(年齢や無戸籍であることを考えると、特例で免許が発行されているか無免許運転である可能性が高い)。
反面、年相応の少女としての生活が送れているとは言いがたく、DA所属のリコリスは任務時以外の私用の外出が許可されておらず、制服以外にスカートを持っていない(より正確に言えば私服に頓着していない)、男性用のトランクスを履いているようなリコリスもそう珍しくはないらしい。
第3話のフキの言葉を借りれば、リコリスが使命に殉ずる理由は「孤児である自分たちを救い、育ててくれたDAに対しての感謝」であるらしく、ある種の刷り込みをうかがわせる。
第9話でリコリスが現役で活動できるのはせいぜい18歳までと言及され、その時まで死なず経験を積み重ねた者は、より踏み込んだプロとして海外の諜報機関などに出荷される模様。
制服
『制服姿の女子高生は日本でもっとも他人に警戒されない姿であるため』という理由からユニフォームは学校制服のような外見になっており、夏は半袖で活動する。
大きく分けて3つのランクが存在し、ランクごとに指定された色の制服を着用する。
優秀なファーストやセカンドは比較的重要度の高い任務を任され、多くのサードは日常的な治安維持からいわゆる捨て駒に近い任務などへ当てがわれる。
しかしサードでも戦闘能力は高く、真島が襲撃した4人は殺される前に彼の手下を26人斃しているとかなりのキルレシオを誇る。
余談
- リコリスが女性だけである理由は中盤まで語られていなかったが、第6話にて男性エージェントは『リリベル』の呼称で別組織に配属されていることが明かされた。詳しくはリリベルの節を参照。
関連動画
おしえて!『リコリス・リコイル』①:「リコリス」ってなに?
関連タグ
義体(ガンスリ):『ガンスリンガーガール』における似た立ち位置の存在。