アニメ版『中華一番!』 / アニメ版『真・中華一番!』の順に表記。
概要
漢字では『劉昴星』。通称マオ。四川省にある「菊下楼」の料理長パイの子。13歳(『中華一番!』時)→15歳(『真』最終回時点)。
両親の才能を受け継ぎ、齢十三の最年少で最難関広州の特級厨師試験に合格した。常人離れした味覚と桁外れの発想力を持つ。
普段は素直で礼儀正しい少年であるが、必要に応じて神様やマフィア風の男を演じたりと多彩な演技を披露する場面も見られる。
頭に赤いバンダナを巻いており、おどけて鼻で結んだ頬かむりのようにしてかぶることもある。
「料理は人を幸せにする」という信念を常に持つ典型的な料理バカ。
困ると饅頭を食べてごまかす(シロウ曰く)。
料理を私利私欲のために悪用する人間には容赦しない正義感の強い性格をしている。
伝説の厨具第一存在である広州「永霊刀」の継承者となる。
スケールの大きな料理・奇抜な料理という特性が際立つが、チョウユ仕込みの技術は超一級であり、包丁一本で満漢全席秘中の秘、豆腐の彫刻を創り出すなど精密な作業も難なくこなす。その他、上記の変装をしつつも、奇抜なだけのようで庶民の生活になじみやすく工夫された料理をつくる他、傍からは地味に見えかねない料理をつくることにも抵抗が少なく、基本的な作業もおろそかにせず丁寧に行うなど、努力家としての一面もみられる。
唯一の欠点は、子供受けや大人に受ける技巧やをこらした派手な料理もこなせるが、まだ未熟な少年ゆえに女性受けのために味より見た目へのこだわりが求められることには考えが及ばない部分があり、ジュチとの間でメイリィに気を惹く料理はただの大きな饅頭だった(味はシロウから保証されたが)。
非力な少年という設定だが、アニメでは蹴りかかって来た悪漢の足をつかんで投げ飛ばしたり、自分よりも体格の良いレオンを殴り飛ばしたりとかなり腕っ節の強そうな場面が見られる。
また、幼い男子でありながら料理関係のことをほぼ全体として清朝末期の中華大陸に多くの伝説を残した。
『真・中華一番!』では裏料理界との闘いのために伝説の厨具を探す旅に出ることとなる。
シリーズ全部を通していくと、料理対決の戦績は凄まじいことになっている。ごく一部を除いて、負けが無い。
しかし、『中華一番!極』にて「太極料理界」の最高幹部・ケイカの前に初めて完敗を喫した。