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覇王大系リューナイト』に於ける「リュー」

「覇王大系リューナイト」の物語中の舞台となる剣突き立つ大地「アースティア」界に存在するロボット兵器。

各々が独立した意思を持ち、リュー自身に認められた所有者専用のカード「ミストロット」、又は武器などのアイテムに依り、呼び出す※。それらのアイテムを持つ人物は『リュー使い』と呼ばれている。

※召喚アイテムは年代を追うごとに変化しており、初期のころは魔力の宿る剣や杖と言った武器や道具を召喚アイテムとしていた。

騎士タイプや魔導士タイプ等、様々な種類が存在し、基本的に所有者は自分と同じジョブのリューを持つ(例外あり)。そのジョブのクラスをより上位のものに変更しパワーアップすることをクラスチェンジ(階級転位)」という。

動力源はアースティア界の大気中に含有されている「ミスト・ルーン」という物質で、これを自動で吸収し、動力としている。ミスト・ルーンが存在しない場所では指一本動かす事が出来ない(現にミスト・ルーンの含有量が少ない水中では苦戦を強いられるシーンが見られた)が、貯蔵タンク等を取り付けることである程度活動時間を延長することが可能。

動力コアに壊滅的なダメージを負わない限りリューは機能を停止することはない。簡単な修復は魔法で行うことができるが、オーバーホールレベルのダメージを負った場合、リュー製造エリアのある機械都市エルドギアに行く必要がある。

リューは自らの意思で乗り手を選ぶため、アイテムを入手できたとしても認められずに召喚できないか、もしくは召喚できたとしても十分な能力を発揮できずにリューに見放され他の者の手に渡るケースもある。リューに認めてもらわなければリュー使いとはいえないのである。

魔族や邪竜族といった敵対勢力は「ドゥーム」と呼ばれるリューに類似した機体に搭乗しており、リュー同様に様々なタイプが存在している。アイテムを用いた召喚、操縦方法もリューと同様の方式で構造自体も似ているのか作中には「リューを改造したドゥーム(もしくはその逆)」等も存在している。一説ではリューを模して開発された機体ともいわれている。

誕生の経緯

リューがいつの時代に製作されたのかはわかっていないが、巨大な戦闘力と生命力を持った邪竜族に対抗する為に古代アースティア文明によって開発されたものといわれている(その際にアースブレードを建造し、アースティアを防衛するセキュリティシステムを作ったとされる)。

強大な敵が襲来した際に対抗策として新規開発された説と、過去に栄えた人類が重機代わりに製作したものを戦闘用に改造したという説があるが、はっきりとしていない。また、開発当初は意思を持たない単なるロボットであり、この時点では強力な邪竜族と渡り合えないとされていた。そのため、神の血を引く命を与える一族の力を借りることで意思を持たせ、より強大な能力を持たせることに成功している。リューの数がそれほど多くないのはこのことによる。

いずれにせよ対魔族・邪竜族の切り札として使用されていたことは判明している。

文明が滅ぶレベルの戦争が終結し、それと同時にリュー関連の技術は失われた。残存しているリューは異空間に封印され、アイテムを用いなければ異空間から召喚できない仕様となった。

リューの技術は失われたもののいくつかの製造拠点は残されており、それらを管理しているコンピュータによって維持されている。

後の時代での技術発展によりリュー解析がなされたのか、幾つかの技術は復活している。それを基に作業用・戦闘用の機体として開発されたものが廉価版である『ソリッド』である。

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