概要
『カードキャプターさくら』に登場するクロウカードの一種。アニメ版オリジナルのカードであり、原作には登場しない。
英語名は「THE LOOP」、漢字名は「輪」。
実体化するとメビウスの帯を思わせる赤い輪の姿をとる。
別の空間同士を繋ぎ合わせ、その名の通りループさせる能力を持つ。
繋ぎ目(赤く発光している)を切られると力を失い、封印が可能となる。
作中では
クロウカード編
第21話「さくらのながーいマラソン大会」で初登場。
友枝小学校のマラソン大会のコースに現れ、トップを走っていたさくら・小狼・苺鈴を並木道から抜け出せなくさせてしまう。
折り返したはずなのに反対側から誰も走ってこないことや、怪我のため見学(という名の撮影)をしていた知世が「自分の前を2度通り過ぎるさくらたち」を目撃したことから異常が発覚。
ケルベロスの助言で「輪」の仕業とわかり、さくらは繋ぎ目を探し、小狼は羅針盤でカードを見つけ出そうとする。
そして見つけた繋ぎ目を、さくらは「剣」で、小狼は自らの剣でほぼ同時に切断。だがさくらの方がわずかに早かったらしく、カードは彼女の手に収まった。
さくらカード編
第53話「さくらとパニック自転車」においてさくらカードに変えられる。
目的もなく突然変換されてパニックを起こし、桃矢の自転車に乗り移って逃走した「駆」の動きを止めるため、さくらは「輪」を使うことを思いつく。
しかし、この時点でさくらは「駆」を含む9枚のカードを変換した後だったため、ケルベロスはこれ以上魔力を使うのは危険だと止めようとする。それでもさくらは「駆」を暴走させた責任を取ると言い、「輪」を変換し発動。「駆」の退路を断ち、自転車から分離させることに成功した。