「そう。わたしの力を受け継ぎ、闇の魔導師として生きていくのですよ、きみは!」
廃都ラーナの地下迷宮にいる闇の魔導師。14歳のシェゾ・ウィグィィに会っている。作品によって設定の細部は異なる。
概要
「魔導物語ARS」では、かつて200年前に勇者に倒され、その魂がこの迷宮に封印された悪の大魔導師である。闇の剣と古代魔法アレイアードを使えることをその資格とする称号「闇の魔導師」の先代継承者だという。迷宮を抜けてきたシェゾの資格を認め、己の後継者になれと誘惑する。シェゾは自らも知らなかったある秘密により、その称号を受け継ぐこととなってしまった。
小説版角川魔導の「新☆魔導物語3 シェゾと悪の華」でも概ね上記の設定を踏まえた上で、亡霊として蘇り、闇の剣と現代のシェゾ・ウィグィィの前に再登場している。
別の小説版「真・魔導物語 外伝 金色の勇者」では、死んだ魔導師たちの思念体である。己の魔力を何代にも渡って無限に増大させることを存在目的としており、寄生した人間の欲望を増長して狂気に走らせ、生じた負の力を糧にし、やがて魂を取り込む。取り憑かれた人間はそれまでルーンロードが吸収してきた人間の魔導系能力を全て受け継ぐと言われている。