概要
レイロフはノルドの戦士にしてストームクローク軍の兵士。プロローグから登場し、帝国軍側兵士のハドバルとのどちらかをプレイヤーが選んでチュートリアルクエストのコーチ役を務めてくれる事になる。
ハドバルとは既知の間柄で元帝国兵。ストームクロークの反乱に同調し、軍を抜けた。
(ハドバルに裏切り者と罵られるのはこれが理由)
ウルフリック・ストームクロークの理想に共感し反乱に参加しているが、彼の全てに同意しているわけではないらしい。
冤罪によって囚われた主人公の、今まさに処刑執行の直前。突然現れた黒いドラゴンによって大混乱になった際に主人公を助け出し、一時行動をともにすることになる。脱出の際には彼から装備、鍵開け、回復役、潜伏などを教わることになる。チュートリアル後もしばらく同行してもらうことも可能。その時には「強権支配の帝国軍vs独立を望むノルド人のストームクローク軍」という対立図式のみならず、現在のスカイリムの状況を解説してくれる。
ノルドの戦士らしく性格は勇敢。一方で気さくで面倒見が良く、高いトーク力でプレイヤーの耳を楽しませてくれる。しかし蜘蛛が苦手という一面も。
良くも悪くもノルド的であり、内戦をスカイリムだけの問題と捉えているなど対称となるハドバルと比べると伝統を重んじる気質が強い。
戦闘においては片手斧二刀流で嵐のような連続攻撃で敵を斬り伏せる。殲滅力に関しては片手武器のハドバルよりも優秀。遠くの敵や空中の敵に対しては弓を用いる器用なところも。
一方、防具は軽装のため、不死属性があるとはいえ敵に囲まれるとダウンしてしまうこともしばしば。
内部パラメータ的には実は片手武器より両手武器と弓が得意だったりする。
チュートリアル後は親戚が住むリバーウッドに滞在しているが、内戦クエストでストームクローク軍に加入するなら一時的に共闘することができる。冒頭でハドバルを選ぶとずっと姿を見せないが、帝国軍に加入すると敵として登場する。
なお、これだけキャラが立っているにもかかわらず従者や結婚相手として選ぶことができない。仕様の穴をつくことで無理やり連れ歩くこともできるので、ストーリーを進めずにレイロフと旅を楽しむドラゴンボーンもいるとか、いないとか。
ただし、コンパニオン(同行者)ではないため装備の変更などもできず、戦闘を含めた行動の指示などもできない。また、クエストNPCのためプレイヤーのレベルに応じて強化されるが上限が低く、後半になればなるほど力不足が露呈してしまう悲しい仕様も…。
余談
オープニングの護送時のセリフに「昔、ここの女の子に夢中になってね。ヴィロッドはいまだに、ジュニパーベリーを混ぜて、あのハチミツ酒を作っているのだろうか?」というものがある。
さぞ甘酸っぱい恋の物語かと思いきや、このヴィロッドは実はおっさんである(このセリフが出てくるときに馬車左手側にいる男性がヴィロッド)。「夢中になった女の子」に関しては現在においても謎のまま。セリフの尺の都合で一度に喋ってしまっているので誤解しているドヴァキンが多いといわれている。