\聞こえし者よ/
解説
日本語版声優:岩崎ひろし 英語版声優:Andy Morris
ホワイトラン北東のロレイウス農園の前で、壊れた馬車の車輪を前に騒いでいる道化師のような格好をしたインペリアルの小男。何やら大きな荷物を運んでいたようだが…。
その正体は暗殺者ギルド『闇の一党』の一員であり、ギルドの指導者・夜母(ナイトマザー/よぼ)の遺体を守る「守りし者」。
もともとはシロディールにいたが、TES4~TES5の間にシロディールを含む大陸中の殆どのギルドの聖域が壊滅してしまい、夜母の遺体を安全な場所に移すためにスカイリムへとやって来た。
「守りし者」を拝命するまでは凄腕の暗殺者として活動しており、拝命にあたりターゲットの道化を殺害したのが最後の仕事となる。その時の光景が心に影を落とし、悪化する状況の中、逃亡生活と孤独によって精神は狂気に蝕まれてしまった。
しかし闇の一党の信仰対象・シシスとその妻たる夜母に対する深い敬意と忠誠心は本物で、夜母の声を聴くことができる「聞こえし者」が不在の現状を嘆いている。
スカイリムの闇の一党は、良くも悪くもギルドリーダー・アストリッドによる私物化が進んでいた。そんな彼らと、飽くまでもシシスと夜母の意志こそを本道とするシセロとは反りが合わず、軋轢が生まれる。
その末にアストリッドを殺害しようとして失敗し、深手を負ってドーンスターの聖域へと逃げ延びる。追ってきた「聞こえし者」ことドヴァキンと対峙するが……「守りし者」を殺すか、生かすかはプレイヤーに委ねられる。
暗殺者としての腕前はいささかも衰えておらず、元シャドウスケールのヴィーザラや元同胞団のアーンビョルンといった実力者を退けている。
また執念深さも持っており、ロレイウスによって衛兵に通報された後、どんな手段を取ったかは不明ながら農園に忍び込んでロレイウスとその妻を殺害している。
最大の特徴がドヴァキンの従者候補としてはレベル上限がかなり高い50で、しかも不死属性持ちなので装備を強化してやれば、DLC抜きなら仲間としても申し分ない性能を持つ。
しかし実は性格の関係上物凄くおしゃべりで、連れ歩くとやたらハイテンションな台詞を吐きまくる事も多く、賑やかな旅路にはなるのだがシリアスな場面が台無しになる事もしばしば。
そのイカれた言動と何処か憎めない性格から、スカイリムに登場するキャラの中でも人気が高い。PC版では強化・イケメン化に加え、女体化(有志による新規ボイス採用)など、様々なMODがリリースされている。
関連イラスト
関連タグ
fallout4:技術的後継作品であるこの作品のキャラの1人の日本語声優が彼と同じ。忠臣であることも共通している。
ケフカ・パラッツォ:道化師のような印象的なデザインとぶっ飛んだ言動を見せるという共通点がある。