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ミラーク

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みらーく

オープンワールドRPG『The Elder Scrolls Ⅴ:Skyrim』に登場するキャラクター。原初にして伝説の初代ドラゴンボーン。

日本語吹き替え:麦人(※正確には不明。「余談」の項目を参照)

人物

公式DLC第三弾『Dragonborn』を導入することで登場する、もう一人の、そして最初のドラゴンボーン

かつてドラゴンが人間たちを支配していた太古の時代、ソルスセイム島のドラゴンと人間の仲立ちをしていたドラゴンプリーストの一人だったが、その中でドラゴンボーンとしての力に覚醒。

ソルスセイム内のドラゴン達を喰らい尽くして壊滅させ、反乱を引き起こした。

その後「竜戦争」で敗れ、歴史の表舞台から姿を消したものの、知識と運命を司るデイドラの大公ハルメアス・モラと契約することで彼の領域である『アポクリファ』へと逃れていた。

そしてモラからは竜さえも支配下にしてしまう「服従」のシャウトを学び、現世に復活するために力を蓄えつつあった。

やがて意識体のみではあるが現世に復活することに成功し、ソルスセイム島に暮らす人々やドラゴンを「服従」のシャウトで洗脳しながら己が配下につけ、タムリエル襲撃計画のために暗躍。スカイリムに渡ってきたミラークの信者も、この洗脳の犠牲者と思われる。

そして肉体の完全なる復活のために、現代のドラゴンボーンたるドヴァキン(主人公)の持つ数多のドラゴンソウルを奪取すべく異空間から現れてはその命をつけ狙い、死闘を繰り広げる。

戦闘の際はハルメアス・モラの力を持つ特製の武具に加え、竜のオーラを纏う伝説のシャウト『ドラゴンアスペクト』を始めとする各種シャウトを駆使して戦う。さらに負傷すると、シャウトで従わせたドラゴンを生贄にソウルを吸収して体力を回復する能力も持つ強敵。

主人公と同じく霊体化などのシャウトを用い、しかも彼にはクールダウン時間が存在しない。

彼の名は竜語で『Mir(忠実なる)-Aak(使者、先導者)』、という綴りで表記される。

かつて主君として忠誠を誓ったドラゴンを裏切って戦いを挑み、その後はハルメアス・モラの力さえ利用して現世へ戻ろうとしていた彼にこの名が付けられているのが何よりの皮肉だろう。

ミラークに限らず、ゲーム内に登場する名のあるドラゴンの名前には意味が込められているので調べてみるのも一興。

なおPC版では『Dragonborn』の結末を変更し、彼を倒すのではなく服従のシャウトで屈伏させ、以後フォロワーとして連れ回せるようにしたり、彼を美女に変更(台詞は個人で声優を雇って全て録り直し!)してしまうなど、数は少ないながらも強烈なmodがあり、好評を博している。

前者は、『Dragonborn』のメインシナリオがハルメアス・モラの掌の上で進み言いなりのまま終わることからそれを改変する事を目的としたもの、そして後者は、野郎がモラ様の触手でXXされるのが絵面的にイヤ~ンだからとか……

非公式ながら「ミラーク先輩」とも呼ばれている。

余談・その他

  • 最初の対面時には、主人公がこれまで討伐したドラゴンの数に応じて台詞が細かく変化するという芸コマなファンサービスを披露し、またメインストーリーのラスボスである"世界を食らうもの"のアルドゥインを倒していた場合にはツンデレ気味に褒め称えたりしてくれるなどの変化が発生する。かわいい。
  • 彼と一度対面して以降はソルスセイム島・スカイリムを問わず、たまに撃破したドラゴンからソウルを横取りしにドヤ顔で現れる事がある。このときは攻撃しても当たらず、理不尽に魂だけは取られるためプレイヤーによってはとてもウザく感じることがあるとかないとか。なお取られたドラゴンソウルはミラークを倒した後に全て帰ってくるので安心。
  • 吹き替え声優に関しては、ネット上では「ミラーク = 麦人」との記述があるが、本人の公式プロフィールには記載がなくニュースなどの明確な情報源もないため、正式な出演確認がなされていない。誰かが「麦人の声っぽい」と言い出したものが広まったと思われる(ただ、リディア(TES5)の声を公表したうえだ星子や、シェオゴラス役であることがプロフィールに明記されている白熊寛嗣などのように、声優本人による発表が行われるケースはある)。

関連人物

アージダル、ドゥカーン、ザークリソス

遥かな古代にソルスセイム島に葬られたドラゴンプリーストで、かつてはミラークの従者だった者たち。

それぞれの名前は竜語のAhzid-al(苦痛、破壊者)、Du-Kaan(不名誉)、Zahkrii-Sos(剣、血)に由来する。

やはり彼らもミラーク同様にハルメアス・モラと何らかの深い関わりがあったようで、ミラークのものに酷似した海洋生物を思わせる独特の意匠の仮面を所持している。

ヴァーロック

ソルスセイム島に墓所があるドラゴン・プリースト。

その名前は竜語のVah-Lok(守護者、監視者)に由来する。

多くのドラゴン・プリーストが暴君と化して圧政を敷いた中で、良識的な人格と善政によって民に慕われていた珍しい人物。

離反したミラークを討ち取った功労者でもあり、ドラゴンからも一目置かれる実力者だった。

ソルスセイムに墓所を構えたのもミラーク一派を抑えるためとも言われる。

なお、名有りのドラゴン・プリーストの中では唯一仮面を所持していない。

アルドゥイン

かつての主であるドラゴンの王。裏切ったミラークにとっては当然ながら敵。

言及する場面は少ないが、野望達成において最大の脅威と見做していた相手の一人で、モラとの契約によって力を蓄える道を選んだのも彼に対抗するためであったことが理由の一つ(一応、竜戦争当時でもそれなりに勝算はあったかのように語っており、ドラゴンレンドのようなアルドゥインを倒す方法を知っていたのかもしれない)。

そのため、出会った時にアルドゥインを倒していると、徹頭徹尾傲慢な発言が目立つミラークにしては珍しくドヴァキンを少し称賛してくれる。

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