概要
レネネト、あるいはエルヌテトとも表記されるエジプト神話に登場する豊穣と死者の世話を担う女神。また、一説によれば運命の女神でもあり、特に幸運と富を司る女神ともされる。
セベクの妻で、コブラの姿をしており、2枚の羽毛が着いた頭飾りか太陽円盤と牡牛の2本の角で出来た髪飾りを装着した姿をしている。
古王国時代から信仰されていた神であり、出生した全ての嬰児に乳を与えて保護するといわれており、更に王権の守護者として炎を吐く蛇としてウアジェトと合体し来世の王を守るといわれている。
また、ヘプリや、ネペルの乳母を務める事もあった為、死せる太陽の守護者の異名で呼ばれる事もあったといわれている。