カンセマキマ・カスマキマ
概要
PEACH-PITによるウルトラジャンプにて連載されていた、RozenMaidenの過去外伝漫画。全4巻。メインドールが真紅から翠星石に変更されている。
『大正浪漫×薔薇乙女』と帯に書かれているとおり、ローゼンメイデンの大正編である。
あらすじ
時は大正。大きなお屋敷に住み込みで働く少女・菊は、ある日、屋根裏部屋で美しい少女人形を見つける。それは薔薇乙女(ローゼンメイデン)と呼ばれる“生きている”人形だった。いっぽう、“東京十二階”で働く菊の妹・華も不思議な出来事に巻き込まれて!?花の帝都で薔薇乙女の新たな物語が幕を開ける!
~コミックス第1巻裏表紙より~
登場人物
- 菊
結菱の家の屋敷で女中として働く少女。田舎から上京してきたため、気を抜くとなまってしまう。失敗ばかりで叱られてばかりいたころ、偶然屋根裏部屋で翠星石を発見し、こっそり部屋に持ち帰った後『カンセマキマ・カスマキマ』の文字に促されるまま薇を巻いてしまう。
その後、目覚めた翠星石に振り回されつつ様々な奇妙な体験をしてゆくことになる。
- 華
菊の年子の妹。遥雲閣・通称『東京十二階』という塔でエレベーターガールをしながら、立派なモガを目指して日々努力している。ある日、エレベーターが存在しないはずの13階で止まり、薔薇乙女達の不思議な茶会に巻き込まれてしまう。姉と同じく、ここから様々な奇妙な現象に巻き込まれてゆく。
ひょんなことから菊をマスターにすることとなった第三ドール。当初は自分が何者かもわからなくなっており、蒼星石のことも忘れてしまっている。自身の正体を知るべく菊を引っ張り奔走する。
エレベーター内に落ちていた鞄から現れ、そのまま華と契約した第四ドール。最初に薇を巻いた人間をマスターとすることを信条としており、マスターである華に真摯に尽くす。
- 結菱葉爾(ゆいびしようじ)
結菱の家の子息で、通称「坊ちゃん」。ある日夢の中で汽車に乗りながら奇妙な紳士に見せられた美しい人形(ドール)真紅に魅せられ、以降ずっと探し続けている。ほかのドールにも目がなく、見つけ次第即契約を迫るほど(その都度断られてしまっているが)。
真紅を探す葉爾の前に現れた第一ドール。変わり者の葉爾に興味を示し、第0ドールの存在をほのめかした。
華が訪れた空間『箱庭』で終わらない茶会を開いていたドールズ。華を井戸から突き落とすという、少々荒っぽいやり方で現実に返した。
眠り続ける第5ドール。
見世物小屋に置かれていた黒い着物を着た歌う謎のドール。
謎に包まれた第0ドール。当然ながらリンク先ネタバレ注意。